book

数に強くなる / 畑村 洋太郎

生活で数字を身近にとらえてモノにする、というようなコツのお話。若干lifehack系。随筆のようなものなので気軽に読んだ。 数に強くなる (岩波新書) 作者: 畑村洋太郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2007/02/20 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 71…

イニシエーション・ラブ / 乾 くるみ

僕は300サイトぐらいのRSSを毎日見ている。誰かが何か本をお勧めしていると、面白そうであればソーシャルブックマークとか、amazonのウィッシュリストにどんどん入れてしまう。そしてときたま「棚卸し」のように、それらを購入したり、あるいは図書館の予約…

パラレルワールド・ラブストーリー / 東野 圭吾

P.K.ディックをやわらかく煮込んだ感じ。まあまあよかった。 パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/03/13 メディア: 文庫 購入: 18人 クリック: 237回 この商品を含むブログ (216件) を見る

明治天皇を語る / ドナルド・キーン

アジアの土着民族から近代国家に一気にステップアップした明治時代を仕切った明治天皇についてよみやすく語った一冊。明治天皇には以前から興味があったので入門編としてもよかった。 明治天皇を語る (新潮新書) 作者: ドナルドキーン 出版社/メーカー: 新潮…

川上完のもうフツーのクルマは愛せない / 川上完

フォトグラファーの川上完が、ご自分の自動車趣味、ミニカー趣味にからめて、一台につき見開きひとつで語ってゆく随筆集みたいなもの。 川上完のもうフツーのクルマは愛せない (CG BOOKS) 作者: 川上完 出版社/メーカー: 二玄社 発売日: 2000/07 メディア: …

未来町内会 1 / 野中英次

うちの子供たちは「魁! クロマティ高校」とか「課長バカ一代」とか「しゃぼてん」とかが大好きで、あまりにそればかり読んでいるので単行本は自宅から会社に移動させてしまったのだが、居間で寝っころがって買ってきた未来町内会を読んでいたら、「おとうさ…

世界の駄っ作機2 / 岡部ださく

読了。1, 3同様におもしろい。 世界の駄っ作機〈2〉 作者:岡部 ださく 大日本絵画 Amazon

ドイツのロケット彗星-Me163実験飛行隊、コクピットの真実 / ヴォルフガング・シュペーテ

Me163コメートというと、世界初、そして事実上最後のロケット戦闘機というのは皆さんご存知だろう。本機の特徴がロケット推進機関にあることはいうまでもないが、無尾翼機・全翼機の最初の実用例であることも決して見過ごしてはならない。 評価機DFS194の試…

世界の駄っ作機 / 岡部 ださく

文林堂の「世界の傑作機」という雑誌というか薄型ムックみたいなものがあって、各種軍用機を一機種一冊で取り上げていた。昔から歴史のあるもので、求めやすく便利で、僕も高校のころまでは、スケールモデラーとして当然のように本棚のまるまる横一列を「世…

外注される戦争-民間軍事会社の正体 / 菅原 出

「民間委託」の流れはいまや軍事の分野にも及んでいる。2003年にはじまったイラク戦争で米軍の「影の同盟者」ともいうべき役割を果たしているのが民間軍事会社(プライベート・ミリタリー・カンパニー=PMC)と呼ばれる企業だ。日本では、元自衛隊員の斎藤昭彦…

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! / 阿部 真大

以前どこかで薦められているのをみて、図書館の予約リストにいれておいて忘れていて、最近Ar-にまた薦められたので思い出したらちょうど図書館で予約取り置きになったと連絡がきた。 著者は社会学の学生。おそらく?この取材のために一年間東京大学を休学して…

マンガ

ソウル中心部の巨大な本屋にて、大量の日本のマンガの翻訳コーナーをみつけたのでいくつか買ってみる。おみやげとしてこんなに好適なものはない。 「魁! クロマティ高校」が割とよい場所に並べられていたので驚いた。ただしさらに「課長バカ一代」とかはなか…

引越貧乏 / 色川武大

色川武大の私小説的短編集。死の直前(寡作であったので)の十年間に書かれ集められたもの。いずれも、氏の独特の生きざまとパートナーとの生活が、淡々としたエンターテインメントとして描かれている。いい。 引越貧乏 (新潮文庫) 作者:色川 武大 新潮社 Amaz…

音楽 / 三島由紀夫

三島由紀夫による心理分析サスペンス小説。己の不感症を「わたしには音楽が聴こえない…」と表現する女性に対峙してゆく精神分析医の手記のかたちをとっている。図書館でふと見つけて、おととし読んだばかりなのだけど、吸い込まれるようにまた読んでしまった…

スティーブ・ジョブズ 神の交渉術 / 竹内 一正

いわゆるジョブズ本のひとつ。いままでのいろんな交渉場面の紹介と、それぞれに対する洞察っぽいものをかさねてできている本。内容は平板で薄く、すでにジョブズものをいくつか読んでいるひとなら、時間を使って買って読むほどの本ではない。 スティーブ・ジ…

仕事は楽しいかね? / デイル・ドーテン

飲み屋でひとりで一服しつつビールをたのしみながら1時間ほどで読んだ。 お仕事系自己啓発本かな。自己啓発モノって宗教にも似た気色悪さが個人的にはちょっと苦手なところがあるんだけど、まあ読んでいい気分になってその人がポジティブになる作用があるの…

タッチング・フロム・ア・ディスタンス-イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン / デボラ・カーティス

Ian Curtisの未亡人が綴る、イアンとの出会いからイアンの自殺までに至る手記。Joy Divisionの暗い音楽や歌の世界とはまたちがう、手で触れられるほどそこにある不幸がひたすら綴られている。不幸とドラッグと不信と不器用な優しさだけの一冊。 イアンがてん…

失踪日記 / 吾妻ひでお

鬱と現実逃避から、職場と家庭を逃げ出し、乞食としてさまよった一時期を綴る私小説。 淡々とあかるい絵柄で描かれているのが、かえって凄みと洞察を感じさせる。なかなかすばらしい一冊。 失踪日記 作者: 吾妻ひでお 出版社/メーカー: イースト・プレス 発…

眼の誕生-カンブリア紀大進化の謎を解く / アンドリュー・パーカー

カンブリア紀以前の地球の生物の進化は遅々として進んでいなかったのに、カンブリア紀以降は海に陸に空にと爆発的な進化と豊富なバリエーションを見せはじめる、その、原因がわかっていない「カンブリアの爆発」のトリガーは、生物の「視覚」取得にあるので…

図解 東京の地下技術

「東京は平面的な都市だ」という批判があります。しかし今、超高層ビルがどんどん増えています。超高層ビルが建てられるようになったのは、それを支える地下の構造物を扱う技術が、飛躍的に進歩したからなのです。東京都区の私鉄・地下鉄・JRの駅数はとっ…

北朝鮮不良日記 / 白 栄吉, 李 英和

「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」安州市で子分二百人を抱えたヤクザの幹部が白栄吉。北朝鮮の闇社会を白日のもとに。 「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」と言われる安州市で、白家(ペッカ)を知らない者はいない。二百人の子分を従えたヤ…

The Songwriters Rhyming Dictionary / Sammy Cahn

英語の詩や歌詞を書いていて、これにあうライムはないかいな…というときに探すための本。Sammy Cahnはアメリカの作詞家。 前半1/3ぐらいは作詞術についての説明で、残りは辞書。たとえばDouble oh soundsのところからokingで終わることばを見ると、choking, …

東京女子高制服図鑑 / 森 伸之

高校のとき池袋の西武百貨店でみつけて、かなりうけて速攻で買った本。 東京女子高制服図鑑〈’93年度版〉 作者:森 伸之 弓立社 Amazon 僕は小学校から高校までずっと、九段にある私立学校に通っていた。 なので結局学校は私立のものしか知らない。自宅は帰っ…

Winnyの技術 / 金子 勇

かなり前に買った本だが、最近やっと思い出して読んだ。内容はあっさり味で明快。技術についてあっさり明快に書けるというのはやはり著者の力量だと思う。特にp2pの理論面だけではなくて、じゃあ実際に野に放って運用してみるとどうだろう・どうなるかという…

Binary Hacks

読了。お風呂でもたのしめる小粋な本だ。 Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選 作者:高林 哲,鵜飼 文敏,佐藤 祐介,浜地 慎一郎,首藤 一幸 オライリー・ジャパン Amazon

芸人 その世界 / 永 六輔

おおむかし高校生のころ、古本屋の100円棚で買って読んで、割と最近買い直した一冊。「あとがき」が、2005年付けの新しいもので追記されている。内容も微妙に更新されているところがある。 芸人 その世界 (岩波現代文庫) 作者:永 六輔 岩波書店 Amazon 芸人…

カラシニコフ / 松本 仁一

第三世界の厳しい現実を取材対象のメインに据えたルポルタージュ。 祖国を守るため、真面目に一生懸命よい銃を作ったカラシニコフ氏へのインタビューも含む。透明な文体でなかなか良い一冊。 朝日新聞社の本だが、おそらくいわゆる「朝日くささ」はないので…

世界の珍飛行機図鑑-飛行に成功?それとも失敗?

そこそこ軍用機など知ってる人であればほぼすべて既出ではあるが、ひまつぶしにはもってこいで楽しめた。続編も。 世界の珍飛行機図鑑―飛行に成功?それとも失敗? 作者: 西村直紀,タクスフォース1 出版社/メーカー: グリーンアロー出版社 発売日: 1997/09 メ…

標的は11人 - モサド暗殺チームの記録

ミュンヘンオリンピックでのイスラエル選手団襲撃事件の復讐を命じられたエージェントのドキュメンタリー。映画「ミュンヘン」の元ネタ。まあまあ。 標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録 (新潮文庫) 作者: ジョージジョナス,新庄哲夫 出版社/メー…

Delicious Library

Delicious Libraryという、amazonのフロントエンドというか蔵書管理ソフト。OS X用。404 Blog Not Found:delicious library = iAmazonから。 この記事にあるように、まさにこれは「iAmazon」といってもいい使い勝手とクォリティで、なかなかすばらしい。持っ…