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ルックバック

同じ作者のチェンソーマンが、アニメを見る限り世界観、ストーリー、人物造形、人物描写、すべて完全にnot for meだったので、本作もちょっと様子をみていたが、Amazon prime videoに来ていたので鑑賞。 画、色彩、アングル、表情、すべてとても丁寧に作られ…

リバー、流れないでよ

よかった! 当時映画館で観ようと思いつつ見逃してしまっていたが、Amazon prime videoに来ていたので鑑賞。 テンポやまとまりがよく、いい脚本と、演劇的なお芝居の良さと映画の良さのいいとこ取り。主演の役者さんもみんな良き。おすすめ。 リバー、流れな…

ターミネーター2

2024年秋の映画館での公開でまた観ました。 2024/9/12の夕方にこれに気づいた時点では上映は3館のみ、新宿はもう終わり、あとは津と羽生の今夜の回が最後ということで、イオンシネマ羽生にゴー! 既に数え切れないほど見ているが、やっぱり何度見ても面白い。…

侍タイムスリッパー

休日の土曜に急にこの映画のことを知り、行ってきた。大満足した。 内容は題名のとおり。タイムスリップものはよくあれど、幕末の武士が気絶から目覚めるのがいまの太秦撮影所というアイディアが面白い。諸葛孔明がいきなりハロウィンの渋谷に出てくるのもい…

インサイド・ヘッド2

面白かったしよく出来ていた。 ただ、ここまで舞台設定が自由だと逆に作りづらいだろうなとも思った。 主人公がよく遊んでいたゲームキャラが脳内? にもでてきて、わざとジャギだらけで面白かった。こういうシェーダーも必要ならPixarは書きますよと。 字幕…

現金に体を張れ

スタンリー・キューブリック監督作品。現金は「げんなま」。 メルカリ経由でレンタル落ちDVDを購入して鑑賞。 犯罪映画の原型のひとつかも。1957年の作品をいま観ても申し分なく楽しめるのはすごい。競走馬の疾走シーンの撮影と迫力もすごい。複数の登場人物…

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

タイムループものコメディ。 MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない円井わんAmazon 仮にサマータイムマシンブルースと比べると、年代が数年後、場所が東京、舞台が会社。 あぁ映画見て楽しかったー。という体験をまさにできます。 主演…

パーフェクトブルー

アイドルから女優に脱皮したい主人公、マネージャ、ダクション代表、脚本家、カメラマン、ストーカーという縦糸。 現実と夢と演劇という横糸。 これらが絡みあい、何が本当なのか虚構なのか分からなくなっていく。 劇中劇、劇中劇中劇、劇中劇中劇中劇… まさ…

もらとりあむタマ子

思っていたよりもモラトリアム満点な流れだったけど、なんともじわじわ味わいがある。 前田敦子の自然体なのかむき出しなのか、ダラダラボソボソした挙動、なんともいえないボンクラ感が生々しくてすごい。 www.youtube.com ラストシーンの、中学生とアイス…

ブラックベリー

2007年ごろUS西海岸に技術系カンファレンスで出張に行ったとき、セミナーやプレスリリースの会場とかで、参加者の7割ぐらいは両手でこいつをプチプチしており、英語圏で仕事でtextする連中はマジで全員BlackBerry使ってるんだな! と体感した。 そう、あの「…

ferrari

いちおう封切り日に鑑賞した。六本木ヒルズのTOHOシネマ。 基本的にどろどろ人間模様の映画。レースシーンはイタリアの風景を交えたアーティスティックなもので、素敵だが、レースシーンを楽しむような映画ではない。あと、無惨な事故シーンのどろどろも若干…

THE FIRST SLAM DUNK

当時映画館で観ようと思っていつつ、Netflixでの鑑賞になった。 本作の評判は以前から聞いていたし、制作工程の記事もいくつか読んでいた。 逆に、スラムダンクという名作人気漫画のことは、有名なミームいくつかは知っていたが、スポーツに全く興味がないこ…

ニュー・シネマ・パラダイス

映画館のじーちゃんと少年の友情というお話の作りだけで、観る人のツボをぐっと捉えて離さない。こんなの感動するに泣くに決まってるじゃないですか。 思っていたよりもめっちゃ素直にベタなヒューマンドラマ。名画とか名作とかいうよりもシンプルな一本に感…

オリエント急行殺人事件

脚本と撮影と監督が残念。とても安っぽく感じた。 ストーリーはご存知アガサ・クリスティの名作なのだが、 含まれるシーンとセリフを付箋紙に書き出し、 「この主人公の探偵オモシロイよね」の付箋も追加して、 時系列にならべて、順番に撮影して、くっつけ…

シティーハンター

詳しいわけではないけど、非常にとってもシティーハンターだった。 クラシックな部分と、2024年のいまとのミックス具合がとてもよい。リアルな歌舞伎町でがつがつロケしてるのもよき。 香が持ってるお約束の小道具も、とはいえ実写であれを出すのは無理だろ…

ザ・トップガン 無敵の撃墜王

邦題はなかなかひどい。トップガンの映画でもないし、トップガン的な任務の話でもない。偵察機の話なので撃墜王でもない。商品としてのパンチラインだから仕方ないか。 ザ・トップガン 無敵の撃墜王 [DVD]クリス・サドラーAmazon 偵察型スピットの話だけで1…

オッペンハイマー

無事封切り日に見れた。結構よかった! 流れは、ノーラン監督お得意の時系列入り乱れ。ボク(オッペンハイマー博士)の主観ベースのカラーシーン、他者から検証されるモノクロシーン、他者からの検証に直面していく大人になったボクのカラーシーンの大きく3本。…

DAVID BYRNE'S AMERICAN UTOPIA

2024/2/17の渋谷シネクイントでのスタンディング上映で観ました。 同日同館でのSTOP MAKING SENSE 4Kレストア スタンディング上映からのデヴィット・バーン2連続です。STOP MAKING SENSEはこの週みるのが2回めだったので週3 David Byrneです。 大変に素晴ら…

STOP MAKING SENSE / Talking Heads

ご存知、Talking Headsのライブパフォーマンス映画STOP MAKING SENSEは、むかーし画質や環境の良くない状態で見て (バーかどこかで? 忘れた)、ふーんなるほど程度の認識しかなかったのだが、 このたび4Kにリストアされ、IMAX上映もあるということを知り、時…

スクリーンが待っている / 西川 美和

「すばらしき世界」の制作にまつわる話を中心としたエッセイ。 よかった。 穏やかで読みやすく、しかし各所にあらわれる表現のたおやかさ。 誠実で感受性ありながら、自分は映画ものがたり造り渡世をひとり進んでゆくのだというboldな心意気。 スクリーンが…

映画にまつわるXについて / 西川 美和

西川美和監督のエッセイ。 僕は西川監督の映画がかなり大好きなので、こんないい台詞や画がどうやって生まれてくるのか、どんな人から生まれてくるのか、とても興味がある。 随筆を楽しむような時間や心の余裕を数年ぶりに取り戻したので、kindleで購入し、…

ザ・キラー

ほっておけばNetflixで観られる一本だが、一週間だけロードショーされているので映画館に行って観た。 www.youtube.com デヴィッド・フィンチャーらしい硬質な画と、感覚的な進行。 劇伴はいつものトレント・レズナーとアッティカス・ロスのコンビで鉄板の不…

ザ・クリエイター/創造者

猥雑清潔なアジア風スティームパンクSFの美しめの画を大画面でたっぷり楽しめる。この映画は良くも悪くもそんだけでいいと思う。ストーリーなんてあってなきがごとし。 ジョン・デヴィッド・ワシントンも渡辺 謙も、この手の画にお約束のパーツとして良い感…

オオカミの家

CG屋さんとして仕事で各種実験アニメも観ていたむかしから、ヨーロッパのアニメは難解なのでござる。いまでもそこは変わらず達者だな!と。 手法の自由さはすごい。あまり説明するとネタバレの親戚になるのかな?いうなればリアルスプラトゥーンマッピングだ…

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

トム・クルーズ主演の、ミッション・インポッシブルの新作。であった。 ほぼ3時間アクションとサスペンスてんこ盛りだが、さすがにみんな歳を取ってきて渋めの絵にもなってきてるので、ケレン味で胃もたれするようなこともない。幕の内弁当の大を注文したら…

シン・仮面ライダー

うーん。20分ぐらいのところでギブアップ。 良い悪いというより, not for meであった。 シン・仮面ライダー池松壮亮Amazon

Shaun of the Dead

10年ぐらい前にある人から強く勧められ、やっと見れた。 名作「宇宙人ポール」のあのコンビ、サイモン・ペッグとニック・フロストのコメディ。宇宙人ポールのルーツを観れた、という感想。 ショーン・オブ・ザ・デッド (字幕版)サイモン・ペグAmazon

ドライブ・マイ・カー

結構よかった。 あとサーブ900という選択が癖強めだがオタク過ぎない絶妙な着地。 本作が悪くなかった人には、ぜひ西川美和監督の「永い言い訳」も観てみてほしいなぁ。 ドライブ・マイ・カー インターナショナル版西島秀俊Amazon

ラスト サムライ

これはもうトム先生の異世界のお話というしかないもので、これでいいのだろう。 とはいえ、無かった一本みたいな位置づけになってるのは、ネイティブ・アメリカンとの戦い (むしろ「インディアン征伐」だね) に心の傷を… という伏線がいまの感覚だともはやな…

15時17分、パリ行き

思っていたよりもベタにノンフィクション・ドキュメンタリー映画だった。 ストーリーや作劇、盛り上がりよりも、ノンフィクションであることを重視したのだろう。出演者も本人たちだし、これで正解だろう。実際に事件に対処した勇気ある若者たちに、ヘタに味…