オッペンハイマー

無事封切り日に見れた。結構よかった!

流れは、ノーラン監督お得意の時系列入り乱れ。ボク(オッペンハイマー博士)の主観ベースのカラーシーン、他者から検証されるモノクロシーン、他者からの検証に直面していく大人になったボクのカラーシーンの大きく3本。最初の1時間程度はロスアラモス国立研究所設立に至るまでのあれこれ及び伏線の敷設作業なので若干ダレた感じもあるけど、そっからはぐいぐい引き込まれる。また、実際に落としちまった以降のヒューマンドラマな盛り上がりも、下手すると核分裂シーン以上に画面に吸い込まれる。ただ、自分は登場人物ほぼ全員あー、と分かる程度には予備知識があったが、ないと相当置いてけぼりかもしれない。

アメリカ側の視点しかないという意見もあるかもだが、これはそういう映画なのでこれでよい。むしろ下手に日本側のあれこれをちゃんと入れたら時間が倍かかるだろうし、なぞる程度ならむしろ逆にふざけんなやめてくれなので、決定的な役割を果たしたボクちゃん科学者の物語として描ききった角度はむしろ誠実だ。

音の強弱は素晴らしく、逆にこれをIMAXでがっつり味わったらかなり強烈だったかも。本来はシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGTで観ようと思ったのだけど、事前予約できるという有料会員になったにも関わらずサイトが混んでて全く買えず(まじ金返せ…)、仕方なく単なる映画館で観たのだけど、まず最初の1回はこれで充分だったかも。前席のひとなど、でかい音が来るたび客席でびっくんびっくんしていた。

役者さんは割とみなノーランお気に入りの安心のいつもの勢。フローレンス・ピューが、割と汚れ味のある役もやっていて幅のあるいい役者さんだなと思いました。