Panasonic コンパクトステレオシステム D-dock SC-HC57

SonyのMDコンポ的なものを自宅のオーディオとして使っていたが、さすがに10年近く経つとLEDもすべて壊れてしまい。CDもちゃんと再生できなくなってきて。

何か買い替えたいなと思っていたけど、買い替えたシュレッダーとかプリンタを粗大ゴミに出すついでにラジカセ・ミニコンポも買い替えて古いのを同時にゴミに出しちゃおうと。なのでamazonでこれをポチ。

iPod/iPhone収納部分と、CD格納部分、それぞれ本体正面が左右にスライドするのが、Bang & Olufsenのだっさいパチもんみたいで、ミーハー軽薄でかっこいいじゃないですかw

Panasonic コンパクトステレオシステム D-dock レッド SC-HC57-R

Panasonic コンパクトステレオシステム D-dock レッド SC-HC57-R

 

いちおう事前に、家電屋で現物の音は聴いていた。この手のiPod/iPhone突っ込みモノは、自分が持ってるソースを実際に試聴できるのがいいね。

で、買ってみての感想だけど。

音は、まあ小型で薄いモノだから、こんなもんでしょう。買ってきた状態のプリセットだとドンシャリ設定になっている。それもこんなもんでしょ。

そんなに音質をおっかける装置ではないし。

以前実家にBOSE WaveRadio/CDがあったときは、詰まって届く低音、吹き抜ける高音、質感、それぞれ共に素晴らしいなと思った。ユーザがあれこれ音質をいじれないようになってるのもメーカの自信を感じられて良かった。ただしこいつは7万、D-dockは実売2万ちょい。

WaveRadio/CDがBMW 328iあたりだとするとD-dockはプリウスとかカローラです。そんなもんね。

設置してラジオを聴こうと思うと、AM/FMそれぞれアンテナ線を引っ張ってつながないといけない。これはいまだにこういうものでしょうがないのか。

ラジオってどうにも個人的にビンボーくせーイメージがあって、室内にラジオが流れているという状態自体をあまり好きでない。コンテンツもだっさいし。

iPhoneを刺すと、認識されるまで若干時間はかかる。数秒程度。まあいいか。

それよりも、iPhoneで動くラジオ系アプリケーション、具体的には radiko.jp (ともう一個何か) をD-dock側でも認識して、radio alternativeとして利用できる。なるほど、これは…

ただ使い勝手はあまり良くない。特にiPhoneをちゃんとナンバーロックする運用にしていると、自動ロック後の選曲では、また本体のフタをスライドしてiPhone本体を操作しないといけない。取り組みは意欲的だが、俺は使わないわ。

下位モデルのほうが安かったが、あえてSC-HC57にしたのは、AirPlay対応だということ。iPhone 5あたりからiPod/iPad/iPhoneコネクタの形状が変化するらしいと言われている昨今、このコネクタ形状に依存したモノを買うってはないだろう。AirPlay対応なら、物理的に突っ込まずとも鳴らせるわけで。

なんだけど、正直このSC−HC57のAirPlay機能はかなりダメ。おすすめできない。

4分の曲一曲ごとに、1秒程度再生が切れたり、途切れていきなり次の曲に飛んだりということがコンスタントに起きる。むしろ一曲を頭から最後までノントラブルに再生できることのほうが少ない。

音のソースはiPhone 4やiPhone 4S, MacBook Airなど複数のソースから試しており、複数の時間帯で、電子レンジが動いていることもなく、これ以外の無線LAN運用はまったく正常な状態で試している。我が家にはAppleTVもあるが、AirPlayでこのような途切れが発生したことはない。

いちおうSC-HC57本体のファームウェアは最新版に更新してある。

(ちなみに本機の無線LAN設定は、手動設定を選ぶといったん本機がwlan APとなり、そこにつないで 192.168.なんちゃら へWebブラウザでアクセスして設定するのだが、そのURLを見ると末尾が .asp だ。さては…) 

というわけで、サヨナラMD

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