北朝鮮不良日記 / 白 栄吉, 李 英和

「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」安州市で子分二百人を抱えたヤクザの幹部が白栄吉。北朝鮮の闇社会を白日のもとに。
「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」と言われる安州市で、白家(ペッカ)を知らない者はいない。二百人の子分を従えたヤクザ組織の大幹部なのだ。北朝鮮がゆるぎない一党独裁と思ったら大間違い。「革命烈士」というエリートの家に生まれながら、金正日体制を向こうに回し、“義理”の二文字に男を賭けた痛快な物語。

特異な世界の話でちょっとおもしろかったが、悲惨かつ雑な話ばっかりで、後半はもう惰性で読んだ。

雑なツクリの韓国ドラマとか喜んでみる人ならいいのかな? 

北朝鮮不良日記 (文春文庫)

北朝鮮不良日記 (文春文庫)