Citroën C5のタイヤをMichelin Primacy LCに交換する

週末に島根にむかって900kmドライブするのだが、車を止めている実家の母から連絡があり、いわく「タイヤがぺしゃんこ!」

ケータイで撮ってもらった写真でだいたいの様子は見ていたのだが、やっと出発当日に現物を見にいってみると、ぱっと見てもわかるほど車がひしゃげていて、たしかにみごとにぺしゃんこ。

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車をジャッキアップしてウマかけて、トランクからスペアタイアを取り出して、仮交換してみる。

問題のタイヤ。
キミか!!

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溝はまだあるんだけど、前回交換してから3年ちょい経っているし、タイヤ修理というあくまでも応急処置でこれから900km走るのも嫌だ。おまけにいま履いている安物タイヤにはつくづくうんざりしているので、正直いうと、「やった、パンク! ラッキー!」というのもあったりなかったり。

前回とおなじお店、ミスタータイヤマン三鷹店へ。以前の名前はグランドスラムだったけど、事実上完全に同じお店。

シトロエンのホイールバランスは専用のアダプタがないと取れないし、きょうはタイヤ交換してからすぐ長距離も走るし、経験に基づいた車の特性を活かしたアドバイスをもとにいい買い物をしたいわけなのだが、このお店は敷地に入るといきなり106 Rallyeとかスポール・スピダーがコンニチハ、という調子なので、フランス車のりには、いきなり大変な安心感がかもしだされている。

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お店のなかのディスプレイも、こんな。

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このように、一見ふつうのタイヤ屋さんだけれど、実はその筋にはたいへんありがたいお店なので、みんなも来るといいとおもう。

いままで気に入ったタイヤの銘柄をもとに、サイズの制約からアドバイスしてもらう。BridgestoneのRegno ER300も薦めていただいたが、ミシュランよりもむしろ高かったりもしたので、Michelin Primacy LC (205/65R15) に決定。

「きょうは同じC5ブレークのお客さんがもう一台いらしてたんですよ、すごい!」とか、エンジニアのお兄さんも気さくで、おまけに車まで適宜ぴかぴかにしていただき、大変すてきな気分でお店を後にする。

前の前のMichelin Pilot Primacyは、最初の100kmほどは「皮がむけてない」感じが強くて、そのあとで じわじわと、腰のしっかりした、乗用車の実用性とハンドリングのよさが現れてきてすこぶる心地よかった。
いまおもうと、ちょうど車が20,000kmあたりを迎え、ハイドロ油圧系の味の、まだウブだった硬さが取れて、まったり・しっかり・コシとかがいちばん快感で美味しい時期だったのも加わっているのかな。快調時のシトロエン・エグザンティアをちょっと思わせる良さでした。

前のMichelin MXT Greenは、乗り出し時点から、あーなんかぶよぶよと安っぽいなー、やっぱりエコだのグリーンだのなんてものは、感性官能にとって諸悪の根源、人生の価値を滅失するものだと、おおいに後悔した。

このMichelin Primacy LCは、すっきりさっぱり素直というか、コシを感じさせてステアするごとに五感に気持ちよさが蓄積されていく、ということはないが、とにかく素直で不満なし。
この記事は、そのあと島根への往復2,000kmを実際に後にしてから書いているので、皮もむけて充分乗り出せたあとの感想ですが、充分おいしくて、たのしい毎日の礎になってくれる米やパン。みたいな。

Pilot Primacyのときみたいな、あっ、さらに、ちょ、ちょっと、官能… とかはないんだけどね。ボディもやれてきてるだろうし、蜜月期のあの良さはもう戻ってこないだろう。