Citroën M35がFrench Blue Meeting 2015にいた

今回French Blue Meeting 2015に行って、いちばんすごかったのが、これ。

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シトロエン・M35 - Wikipedia

シトロエンの、ロータリーエンジン試作車。

497.5ccの1ローター。エンジンは、世界初のロータリーエンジン量産車であるRo80を作ったNSUとの合弁会社で製造。

試作車なんだけど、顧客に販売され、顧客はシトロエン社によって居住地や年齢、職業などがうまく分散するよう決定され、かつ運用レポートを同社に提出するよう求められた。なんだこの伽藍とバザール方式。

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車体はアミ8をベースにしている。サスペンションはGSのハイドロ・ニューマチック。

 

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例によって、リアタイヤはフェンダーの下に隠されている。
ここまでフェンダーの下に隠されてしまうと、タイヤ交換すらどんだけ車体の分解を要するんだと小一時間

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M35は全車、シトロエン社によってフロントフェンダーにPrototype Noが記された、とある。とすると、これがそれか!

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エンブレムのオムスビ形は、伊達じゃない。

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いや、こんな凄いものを、日本国内で、いや生きているうちに見れるとは全く思っていなかった。 

シトロエンの一世紀―革新性の追求

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