江ノ島からの帰りは、駄々をこねて湘南モノレールに乗る。以前から乗りたかったのだ。なので息子にも湘南モノレールのすばらしさを急いで小耳で伝え、駄々をこねる人数をとっさに二倍にした。
懸垂式モノレールに乗るのは、上野動物園のアレには乗ったことあるけど、本格的なのに乗るのははじめて。
いやー、おもしろかった。今年いちばん面白かったモノのトップにおどりでた。
いやー、きましたよ。ホームと地面の段差がほとんど無いのが面白い。
江ノ島を発車して、いきなり道路の谷を越えて、トンネルに突っ込む。トンネルの床は真っ平らで、車両との隙間もあまりなく、非常におもしろい。ディズニーランドの乗り物の80倍は確実に面白い。
フツーの道路を真上を50〜60km/hぐらいでぐいぐい走る。下の車がゴミのようだ。もちろん下界の信号なんか関係ない。ただモノレール用の信号はそれはそれで上にあるし、閉塞標識の類が全部モノレール軌道の柱に「ペンキで」描いてあるのも面白い。
坂とかカーブとかもぐいぐい突っ込んでいきます。バンク(カント)もけっこう効いている。痛快ったらありません。これが落ちたら、下の車も通行人もスーパーも住宅もお前らみんな死んじゃうんだぜ、もちろん俺もだが。というのがさらにまた痛快だ。
そう、いままでなんども下の道路を運転したことはあるが、すいすいと走っていく湘南モノレールを見て、いつか俺もアレに乗ってやるんだと見上げたことが何度あっただろう。
というわけで大変満足した。上海のリニアモーターカーの440km/hと同等に満足。これで終点から終点まで300円なのだから安い。アトラクションとしてとらえたら、3,000円ぐらいまでなら余裕で納得して払う。
でも湘南モノレールの江ノ島駅は、周辺も、いちおう駅ビルのなかの店も、ほとんど閉まっていたり廃墟感満点で、大丈夫なんだろうか。大丈夫なんだろうか。