まるい (押上)

以前この店は最高と@hiroaki_ichibaに教えてもらって、機会あらばいつかと思っていたが、きのうの午後、急遽いくかという機運がircで高まって、HANZUBON, kmuto, Kazekiri社長, shaolinと5人でいってきた。

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いちおう電話してみたら前日に予約とれた。普通は開店時間からいきなり満員みたいです。

 

もう、旨かった。

静かに興奮していたので、写真がみんなピンぼけでブレてます。

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子牛のレバの刺身。シャキっとしている角をみてください。
旨い。臭みなど何ひとつない。
醤油やニンニクもあるけど、なにもつけなくていい。
でも、テーブルにあるゴマ油と荒塩をちょいとつけるとまた格別。

旨い。

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タンの刺身。子牛のタン。
旨い。これもまた何もつけないでいい。

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馬刺。

旨い。

旨かった。

何もつけずとも。

さっぱりしていて、濃厚で。

神様。馬というものを我等にあたえてくれてありがとう。

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コブクロ。つめたい。プリっとしてる。コリっとしてる。でもって、旨い。

こういう「生き物・動物・内臓・いろんなトコロ」って、頼んで、たべて、好奇心がみたされて、へーなるほどね。という体験を楽しめたけど、美味かったかどうかはまた別の話。ということが多いのじゃないか。

でも、ここのコブクロを食ってわかった。

旨いのを食うと、ほんとに旨いのだ。

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「さくら丼」です。

「さくら丼」って、つまり「さくら」+「丼」ということは、単にどんぶり飯に馬肉がたんと盛ってあるだけだったりしてね。あはは。まあ何にしても、とりあえず最初は見(ケン)だとおもった。 

でも実際にあの馬刺を食べて、旨さに驚いた。せっかく男5人で来たことだし、こうなったら「さくら丼」も一つは頼んでみよう、いや頼まいでか、と思った。

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ほんとに、メシに、馬刺がたらふく載っていた。

めしに、馬刺。

これだけです。

これが、もう、旨かった。

ひとりずつ、皿に分けて、食った。なにもつけずに。

ああ。ああ。
旨い。

こんなことってあるのか。

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最後のシメに、子牛のサンドイッチ。
サンドイッチのくせに、時間がかかると聞いていた。
実際、たのむときに「お時間かかりますが…」と聞かれた。同行者みんなに、のっけからシメの一品、しかもすぐできそうなサンドイッチなんか今から頼まなくても、と言われたが、でものっけから二皿オーダーした。

やっぱりその通り、というか想定以上に、へたな新幹線なら東京をでて新大阪に到着するんでは、というぐらいたって、まさにシメで出てきた。

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うえにさらに一枚のっていたのは、たぶんオマケのパン。

なんかこのサンドイッチのために、近くのパン屋にパンを特注でつくってもらってるそうで。

もうここまできたら、レタスとトマトと子牛のレア気味なローストビーフは文句無しに旨いのだが、その、なんでもないただの食パンもが、もう旨いのだ。

自然に甘くて。ああ旨い。パンが旨い。
まいったよもう。

 

というわけで、男5人で、他にもそれなりにいっぱい頼んで、食って飲んで、〆て2万ちょい。この旨さ、新鮮さで、なんという安さだ。

 

通された二階は、まるで親戚の家に転がり込んだようで、雰囲気も家庭的すぎる。

値段は、さくら丼が1,350円で、馬刺が850円、ほかはみんな500エンとか600エンとか、そんな値段がごろごろしていて、なんでこんなに安いんだ。上の桁にさらに1とか、へたすると2とかついていても、まあこの新鮮さと味じゃあしょうがないかと思うレベルだ。

生肉系はみんなおろしニンニクがついているが、あまり付けないでいい。というかナシでもいい。ニンニクつけるのって、生肉の臭みとかを消す意味でつけることが多いとおもうけど、そんなことここではしなくていいです。「ニンニクつけた味でもたべてみる」という位置づけで充分です。

ただ、ガーリックと合わせた煮込みのニンニクが、これまたポクっとしていて実に旨かったので、こっちはパクパク食べてしまい、結果としてたいへんニンニク臭い吐息でかえることにはなってしまいました。

頼んでいろいろ結構時間はかかるので、あらかじめそれを承知したうえで、呑みながらだらだらと愉しく待ち過ごせるメンツでお試しいただきたい。まだ今年は4月にはいったばかりだけど、2008年の旨いもの食った体験の、ダントツ一位は早くもここ決定だと思う。