さくらVPSにDebian GNU/Linux lennyを入れる

ほんとはライブイベントの準備とかしないといけないのだが、現実逃避。の現実逃避。

さくらのVPSにFreeBSDをインストールする (さくらインターネット創業日記)をみて、なんとなくいいなと思ったので僕もDebian GNU/Linux lennyを入れてみた。
もっとも、ここにあげられているのは隠れ機能(?)のVNCを使った方法で、ぼくはもうちょっと堅めのさくらのVPSを Debian GNU/Linux で使うを参考にさせていただいた。
もちろん、standard disclaimerといいますか、書いてあることの追試はご自分の責任においてよろしくどうぞ。

前者の方法だと、インストールの途中でpartitionの書き込みにエラーが発生はするけど、まあいいじゃん、次に行こうよ。という遷移をDebian installerが許してくれなくて、Alt-F2でconsoleを出して裏からいじってmkfs.ext3とかしてもうまく行かず、そのうちあれれ/dev/hda1が消えちゃってるぞとりあえず手でmknodするか、ってこんなことになってるのはそもそも変だぞやめやめ。という経緯がありました。真面目に考えれば原因追及すべきだが、めんどくさいので深追い禁止でスルー。

先にこのへんをメモっとく。

# cat /etc/resolv.conf

nameserver 210.188.224.10

nameserver 210.188.224.11

search sakura.ne.jp

# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0

DEVICE=eth0

IPADDR=59.106.xxx.xxx

NETMASK=255.255.254.0 # 3 octetめは254なので注意

GATEWAY=59.106.xxx.x

ONBOOT=yes

# hostname

wwwXXXXX

さて作業。

# cd /boot

# mkdir newinstall

# cd newinstall

# wget http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/netboot/debian-installer/i386/initrd.gz

# wget http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/netboot/debian-installer/i386/linux

/boot/grub/grub.conf に以下を追加

title debian install

root (hd0,0)

kernel /newinstall/linux ro root=LABEL=/ console=tty0 console=ttyS0,115200n8r

initrd /newinstall/initrd.gz

sync; sync; sync; rebootし、VPSコンソールから、起動中にキーを押してgrub menuへ移り debian install を選択.
あとはお好みでインストール。詳細は省略。
システム構成は Standard System のみを選択。じゃないと、あれやらこれやらインストールされて、うっとうしくて仮想マシンごと窓から投げ捨てたくなるよ。

無事 lenny が再起動してきたら,Debian GNU/Linuxインストール直後のお約束のシーケンス。

# dpkg -P nano

# apt-get install sudo ssh lv

# vi /etc/ssh/sshd_config # PermitRootLogin no にする

# /etc/init.d/ssh restart

# visudo

/etc/apt/sources.list はこんな感じに。

deb http://cdn.debian.or.jp/debian lenny main contrib non-free

deb http://cdn.debian.or.jp/debian lenny-proposed-updates main contrib

deb http://security.debian.org lenny/updates main contrib non-free

deb http://volatile.debian.org/debian-volatile lenny/volatile main contrib non-free

さて upgrade.

# apt-get update

# apt-get -s upgrade

# apt-get upgrade

いやまったく、apt-get update ; apt-get upgrade というものは、人類に残された最後の快楽だとおもいます。

あとは、MTAがexim4のまんまだよーとかもあるんですが、無料お試し期間(2週間)のあいだはさくらインターネットのVPSはOP25Bされてしまっているので、この状態でまともにMTAを設定しようとしても無理があるだろう。

なお、無料お試し期間中にこのような機能制限がVPSに課されていること自体は、変な業者に悪用されるリスクを考えれば当然のことで、むしろ評価すべきポリシーと考える。

さて、洗濯物を取り込んだら、VJ準備にかかるか…