益田にグラン・トワという島根県芸術文化センターがあって、なかなかすばらしい。瓦と、木と、水のすてきな建物。
ここで「ボックスアート −プラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化−」という展示をやっているので出かける。しかしこの日は休館日だった。というかこの展示は8/10からで、まだやっていなかった。うっかりしていた。
むかしからハセガワの飛行機もののボックスアートで有名な小池繁雄の原画はぜひ見てみたかった。エアブラシは使わず、ひたすら筆で重ねてゆく、重厚しかしさっぱりして美しい独特の絵画。富士重工(スバル)のカレンダーでも著名だ。
本展示はまだはじまっていないが、いくつか前フリ的にモノが置いてある。4突に、マジノ線の列車砲の載せたオチキスの戦車のフルスクラッチビルド(1/35系)、零式艦戦の21型〜52型の変遷(1/72系)、ウォーターラインものなど。その気になればひとつずつ原稿用紙4枚ぐらい書けるけどスルー。
アニメ系もやっぱり若干あった。私が模型から足を洗うきっかけになったものだ。嫌いなので目に入らないようにしてスルー。心狭いけど趣味の世界なんだからいいじゃないか。
ポップアート展もわるくなさそうだ。
奥には音楽ホールもある。木とコンクリートの合体という感じでこれまたすばらしい。