レコード消滅

手元に10枚程度だけ残してあったレコードを聴きおわった。

人生の折り返し地点は過ぎたし、さあこれからじっくり、いままで貯めてきたものを楽しむかということで、とりあえずノイバウテンの初期のコンピレ、クラフトワークのRalf und Florian, Humpe HumpeのYAMA-HA (これが人生だ) あたりを聴こうとおもってほかのすべてのレコードを置いてある実家に取りにいったら、どうもとうの昔に、誤ってすべて捨てられていたようだ。せいぜい1,000枚程度ではあるのですが。

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神田、池袋、北新宿といったレコード屋を週に最低20軒はまわっていた青春時代の思い出がすべて消滅してしまって、たいへん厳しい。

せめてブックオフあたりに売っぱらったのであれば、追跡のしようもあるのだが。ブート系や廃盤系が厳しい。東ドイツのプレスのタンジェリンのライブのブートとか。大量にあった限定12インチ系も非常に厳しい。しかし思い返してもしょうがないことだ。しかしこういうのは追憶とか記憶の美化作用というものがあって、じっとしていると、デジタル・ディレイのフィードバックかけすぎのような感じで、背を低くして大人しくしていると、背後から襲いかかってくる。

ちょっとどうにも精神的に立ち直りようがなくて、とても困った。