キター
トランクケースのような紙箱に入って届いた。開けた感じは、いつも通りのアップル製品クォリティ。
ACアダプタは従来製品に加えちょっとでかい。今回のMacBook ProはACアダプタと本体の接合部を磁石仕掛けにして、うっかり引っ掛けてもすぐ取れて安全というのをうたっているが、実は磁石仕掛けというのは、大容量バッテリに切換えざるを得なかった言い訳の要素もあったりしないかな。
新しく届いたMacBook Proを立ち上げて、あとはいわれたとおりに操作するだけだ。
既に使ってるMacintoshからの乗り換えだよ、というと、いままで使っていたPowerBook G4 12"をFireWireターゲットディスクモードにして繋げといわれるので、あとは「このユーザを移行すればいいのかな?」と聞かれるのでああそれ、俺だよ、オレオレ
そして所要時間が計算されて、そしてファイル転送。転送内容は、前のマシンに入れてあったアプリケーション、私の全環境、といったものだ。アプリケーションはライセンス状況も含めて転送してくれる。
転送おわったら、仕上げに「あなたの顔写真を撮りましょう」ときたもんだ。なんと、新しく届いたMacBookは、キーボードに触るよりも先に、内蔵カメラを先に使うことになった。
そのあと手でやらないとならなかったものは、
- ソフトウェアアップデート。ちょうど僕がMacBook ProいじっているタイミングでOS X 10.4.6が出ていたのね。
- スリープ時間とかバッテリ制御関係の設定。これは機種によっていろいろ違うから単純に前のマシンから持ってくることはできないだろうね。
- スクリーンセーバ関係。スクリーンセーバはppcバイナリのものはダメのようだ。
/etc/hostsや/etc/sshd_configに書いてあったようなもの。自分で/etc/fooに書いたようなものは乗り換えユーティリティも面倒見切れないだろう。
iTunes Music Storeで買ったもののライセンス移転。前のマシンで買った曲を新たにMacBook Proで聴こうとすると、iTMSへのログイン画面がでて、そのむね指示するとFairPlayのフローティングライセンスが一つMacBook Proに振ってくる。そのあとは、旧マシンのiTunesにて「コンピュータの認証を解除…」すればよい。
登録解除してあったPodcastが全部登録状態に戻ってしまった。
開発ツールのインストール。別にCocoaアプリを作ろうというんじゃないが、これを入れないと/usr/bin/makeが無かったりするのよ。ちなみに昔は/usr/bin/cvsなんてのも同じく開発ツール入れないとダメだった気がするが、いまはツルシのOS X 10.4に含まれているようだ?
使ってみての感想。
- Rosettaによるppcバイナリの変換実行機能だけど、僕が前に使ってたのがG4 867MHzということもあるのだろうけど、申し分ない。Photoshop Elements 2.0もGoogle Earthも前よりは早く動くし僕には問題ない。
- 他のIntel native (Universal)アプリはもちろん大変快適で申し分ない。幸せ。
- キーボードは、もちろん人類の一員としてUSキーボードでオーダーしたが、ちょっとキーが軽い感じ。Sun Type 5っぽい。ここは前のほうが好きかな。
- caps lockをControlにする機能が確実になった。capsキー自体にはトグル動作を示すLEDが付いているけど、capsをControlに割り当てると、LEDは消灯したままになる。良い。
- 熱い! OS X 10.2 PantherのときのPBG4 12"も熱かったが、低温火傷注意な感じ。
- 画面広い! 12インチに馴れていた自分には、最初の2時間ほどは、ちょうどでかい3ナンバーの車に買い替えての最初の2時間ほど、とそっくりな感覚だった。
- 本体はけっこう「薄い感」が高い。
総論。PowerPC→Intelアーキテクチャ変更の副作用は少なくともユーザレベルでは何一つ感じない。いやー快適。幸せ。みなさんもぜひどうぞ。