高はし

飯田橋の高はしにいく。いままでいつも行こうと思っても、長蛇の行列だったり、夕方なのにもはや閉まっていたり、なかなか入ることができなかった。わんたん麺を頼む。900円。

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スープは塩味で薄め、そこに獣系の香がかなり濃い。麺はやや細めでいいんだけど、コアな九州ラーメンの店のような、粉とカンスイの合わさったにおいがする。チャーシューはやわらかいんだけど、脂身が多くて、薄味。メンマやや固め。ワンタンもちょっと固め。横溢する獣系の臭いを、フォローしてくれない薄味スープ。薄味なのはいいんだけど、そのぶん無防備にケモノスメルを正面から喰らうだけで、厳しい。んでもって店はかなり狭くて箸使いにも気を使う。全部食うのがちょっとつらかった。

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食いはじめてしばらくしてから不思議なデジャビューを感じていたのだが、わかった。これは、アメリカあたりで、しょうもない日本料理とか勘違いしたラーメンを出されて、わかっちゃいたけど、この味は、違う。ありえない。食えん。まいった。どうしよう。という状況におちいったときのアレだ。

食いもののどうこうは完全に個人の好みである。という上で、おれは、この店は、ない。すまん。