当時はクルマにマッタク興味がなく、むしろへそ曲がりの性癖が顔を出して、個人がクルマを乗りまわすなんて地球環境の破壊もいいところだ(その通りだが) とか、おれは免許なぞ取らない、女の子に運転してもらって助手席で所在なげに「運転疲れた? えへへ」とか言ってるのがいいんだ、などとゴネはじめ、当然その話は流れてしまった。
うーん。
結局、大学2年になる直前にルノー 5 を手に入れ、なんつーか、人生(思想? 生きかた?)が でっかく ひん曲がってしまったわけだが、当時あっさりとゴルフに乗っていたら、どういう人生になっていただろう。
つーか、いまでは考えられないが、そのころは素直に「ソアラってカッコイイな、ほしいな」とか考えていた時期もあって、こうなっていたら、どうなっていたか、まったく想像すらつかない。
スーツで通勤する事務系会社員か公務員にでもなっていただろうか?
逆に、そんなぼくに、父はしきりとシトローエン 2CVとか、ルノー 4、ミニ・モークとかを薦めたがっていて*1、こっちはこっちで、現状よりもっとヒドイことになっていたに違いない。
ルノー 5 にしたって、本当はコロナ・クーペ、まぁスターレットもナイスだよね、とか思っていたのに、「これにしなさい」的に入仏させられてしまった。
これまた、本当はウインドウズのパソコンで友達とポストペットしたかったのに、中古の Amiga か、せめて BeOS にしなさい。的なベクトルのあるアドバイスだ。
でも、言葉には出さないけど、いまでは、本当に、父に感謝している。
しかし、なんつーか、きょうは NAVI 風の臭みのある文章になってしまった。