前日、仙台市内から海岸のほうへのんびりドライブしていて、あまり意識せず荒浜海岸を通ったのだが、かつて町があったところがすべて津波で洗い流され、慰霊碑が建ち、切ないところだった。
たった一つだけ、津波に負けず建っていた小学校が当時の様子のまま保存されており、既に夕方だったこともあって立ち入ることはできなかったが、明日再訪しようと思い、後にした。
まずは「せんだい3.11メモリアル交流館」から。仙台市地下鉄 東西線の東の終点、荒井駅のなかにある。
子どもたちが手描きでつくりあげた状況図。手作り感がとてもいい。
小ぶりなスペースだが、無料で見れるしぜひどうぞ。
さて、昨日は入れなかった「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」へ。いまでも津波のときの避難施設としても活きている。
当時、東京から切ない気持ちで様子を見ていたのを思い出すよ。
この線のところまで津波があがっていたわけだ。
みんなで手作りで往時の様子を再現した模型。
家ひとつひとつに、手描きで、誰々さんち、と書いてある。
廊下のかなたには、青い太平洋がみえる。
屋上へ。
なんも、なくなってしまった。
春の日差しと、穏やかな鳥の鳴き声がする。
集落の墓地は、活きている。
校舎の正面には、子どもたちの「ありがとう」という寄せ書きとともに「閉校記念碑」がある。
この閉校記念碑が、とても明るい雰囲気で作ってある。
これは、逆に、切ない。
メモリアル的なものは冷静に観察するタイプなのだが、気づいたら涙腺が決壊していた。
そのまま南下して、仙台国際空港に行ってみる。
peachのチェックイン端末ではairbnbとのタイアップをやっていて、じわじわくる。
2Fにはエアロスバル。さすが水平対向4発。
この空港のキャラらしい。へっぽこ感がとてもいいけど、ヘロンじゃなくてデ・ハビランドのほうが社名だよ…