ポルシェ911 (993)

山形方面に遊びにいくついでに、911を借りてきた。 

形式でいうと993.

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6MTではなくティプトロ。

後部座席は子どもでも座れない。

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伝統の5連メーター。

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たしかこの993型で、はじめての大々的なモデルチェンジが行われ、伝統の水冷フラット6が液冷DOHCに変わったんだったと思う。

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フロントのトランクはこんな。

顔がボクスターと同じでみんなからブーブー言われてた気がする。

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仙台から山形へは、好天にめぐまれ。

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911に乗るのははじめて。さてどうだったか。

僕にはすごくはピンとこなかった。

タウンスピードでは、車高は低く、もちろん乗り心地は比較的ゴツゴツしており、年式や走行キロのせいもあるのかもしれないが、鋼のような鋼性感… とまでもいかなかった。ポルシェ911に乗っている私… という高揚感も、東京で50年生きてきたスレた男性? には、すごくそれほどでもない。カミソリのようにヒュルルと吹きあげるフラットシックスの歓びも、市街地ではあまりわからない。やっぱり低速トルクは薄めなんだな、という。

山道にきて、さて… とポルシェらしさを味わってみようとすると。

4000回転ぐらいから、たしかにトルクの山の入口が見えてきて、その先に、うほほほほ! という悦楽が見えるのはわかる。わかるんだが、仮にそのへんをしっかり味わおうと思うと、山道なら120〜140km/h, 高速ならもうちょい、というあたりに世界があり、そうなんだけど、いちおうその世界にいくと、免許証や命がいくついるんだっけ、あるいはサーキットなど閉鎖路、ということになる。うーむ。

そうこうしているうちに、峠も濃霧に。

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常識的なタウンスピードや高速道で悦楽を満喫できるハイドロ・シトロエンはやっぱり素晴らしいな、ということに気づいた。

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