石神井公園エリアの一角に、日本銀行所有の運動場「日銀グランド」がながらくあったのだが、その跡が整備され、公園として公開された。
そこには小さな文化会館みたいなのもある。
練馬区立石神井公園ふるさと文化館 分室
で、その2階には五味康祐オーディオ記念館がある。そうきたか!!
僕はオーディオマニアではないけれど、かつて五味康祐の本で読んだ機材のブツが並んでいる。
いろいろ面白い。
ただまあ、最後の最後に彼が人生の真実に出会った、ぐらいに書いて愛していた大型スピーカー、タンノイ・オートグラフはさすがにないよな、
と思っていたら、わざわざ専用の別室が設けられていた。
五味康祐のタンノイ・オートグラフ!!!
俺は別にオーディオマニアではないが、さすがに鳥肌が立つ。しばらく部屋になじませてから月に一度のペースで再生会をするそうだ。えらいぞ練馬区!! 税金はこういうふうに文化に使うものだ! じゃんじゃんやれ!!
1Fに降りると、「練馬の著名人」の部屋もあり、なかには自爆系人生ハッカー、檀一雄の書斎の再現。いいぞいいぞ!
「火宅の人」に知能障害の息子が施設で死ぬ(けど、もうどうしていいかで引き続き愛人と遊ぶ)切ないシーンがあるけど、俺が腹違いの兄を療育いれてるとことたぶん同じなんだよね。
ほかにもいろんな作家とか、漫画家のコーナーもある。実際、練馬区には日本の漫画家がいっぱい住んでいる。
松本零士のコーナーも広めなんだけど、まあここはいいです。
でも「衝撃降下90度」のキ-99の模型だけは話がべつだ。