三島由紀夫と一九七〇年 / 板坂 剛, 鈴木 邦男

どこで知ったのかよく覚えていないのだが、twitterのtimelineか何かだろう。
「三島由紀夫と一九七〇年」という小冊子が出ていた。
著者は板坂 剛、鈴木 邦男という作家追っかけライター的なかた。

最初の2/3は、文学と右翼と左翼とはという陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地的な話と、平岡家と貴族性、いやいや… 的な話。そして残りの1/3は、活字の組もがらりと変わって、三島とゲイというベタなテーマに、噂の真相的な、いや「ウワシン」の前身ともいえる文芸界ゴシップ雑誌「噂」からの抜粋と、「月光」「ルナ」な感じ。

そこはさておき、この本のことを知ってから2秒で購入ボタンをクリックしてしまった理由は、あの幻の名画「MISHIMA」のDVDがついているんです、この本には!

ずっと公開禁止になっていたMISHIMAがどんなに素晴らしい映画かは、以前書いたこれを見てね。 

ちなみにPhilip Glassによるサントラはこれ: 

いちおう「映像資料」という立て付けになっており、画質がすばらしい! というものではないが、ニコ動とかではなくちゃんと入手する手段ができたというのが素晴らしい。そんなにいつまでも書店にある気もしないので、ぜひいまのうちに。

三島由紀夫と一九七〇年

三島由紀夫と一九七〇年