きのう買ってきたTROMSÖロフトベッドフレームを組みたてる。
おかげで、今夜から息子と娘はそれぞれ独立した部屋が無事わりあてられた。つかれた…
「Yahoo!あんしんねっと」を昨日から自宅 Windows PC に導入した。
うちでは、息子も娘も、勝手にどんどんWebを検索して、いろんなものを調べて見ている。僕としては大歓迎だ。
そりゃ有害な情報だってWebにはあるわけだが、それはWebでも実社会でもおんなじことだ。というかWebも実社会の一部なわけで、「インターネット vs リアル」みたいな話題は、わざと意図して言っているのでなければ、筋がわるい話だ。
何が有害かってのも基準がない話だよね。僕は「常識」ってのは、特定の共有できる背景がないかぎり結局各人の主観そのもので、それを立ち位置に何か話をするのは何の意味もないと思ってるので、つまり何がこどもにとって有害かって定義は各家庭に依るとしかいいようがない。
たとえば僕は、男の子と女の子が愛情あふれたセックスをするシーンがダメで、悪い奴が街中でバンバンひとを撃ち殺すシーンがヨシ、ってのはどうにも変だと思うんだけどね。
(たしかスペインの未成年に対する放映コードの判断はこうじゃなかったっけな)
だから、むやみに「こどもにネットは危険!」という立ち位置には立ちたくない。
ただまあ、こどもはまだ判断能力や知識が成長途上なので、Webなり何なりでヘンなものに出会ったとき、これはこういう背景があり、こういうところがやばい、だから見ちゃダメという指導をするなり、彼らの判断を助けてやるなりする必要がある。コレは保護者のおしごとだ。ここんところが、保護者がいない時間帯に、何でもありでこどもたちにWebアクセスを提供することに対するリスクだ。自分(たち)しか判断材料がないときに、非常に奇妙な価値観のコーチングに出会ってしまったり、クリックしたら動画でオバサンがウンコ喰ってたとか香田さんが首切られてた、みたいな羽目になったらキツイですよね。
そんなわけで、なんでも自由に吸収すべしという感覚の僕でも、いちおう家族が使う自宅PCにはなんらかの保護者フィルタみたいなものを入れていたのだが、バージョンアップしたころから、フィルタリングありにしていても、何でも見れるようになってしまった。だって息子なんか、いまやほっとくと一日中ゲーム裏技のYouTubeばっか見てますからね。YouTubeは面白いものいっぱいだし、良心ベースのフィルタリングもいちおうあるけど、手放しでがんがん見てよし、と小学生に言い放てるほどリスクの低い場所ではないと思う。
(一日中YouTube見てるという時間の使い方に対する指導はまた別のレイヤだ。)
娘は女の子むけマンガのサイトを探してみるのが好きで、いいんだが、おっと君がぐぐったその先はレディスコミックのほうで、四十男のオレでも引くぜきっと…というのも見たりみなかったり。
なんかこども向けフィルタリングのいいの無いかなーと思っていたら、Yahoo! Japanが「Yahoo!あんしんねっと」というサービスをはじめていたので試してみた。無料でこれならなかなかいいんじゃないか。
以下の不満もあるが、
- Windowsクライアントに対するフィルタリングしかできない(まあしょうがないかな、まずは)
- 曜日定義だけでなく休日定義もできてほしい
- 保護者を複数定義したい(両親ともadministrativeなアカウントに設定したいというのは自然な要求だと思う)
以下の点がなかなか。
- 無料でちゃんとできてる
- 性能への悪影響は感じない
- きちんとWebクライアントからはtransparentにフィルタリングされている
- アクセス履歴、アクセス制御など遠隔で管理できる
- フィルタリングされたとき「これ見たいです」のお願いができる。
そのリクエストを受けて、会社にいるオトーサンが管理画面からそのサイトは見てヨシ、みたいな運用もできる
また、Yahoo! Japanが手がけているというのもうま味だ。大手だから安心というより、同社にとってこのサービスは以下のような利点があると思われ、
- 社会に対するネットの健全性への取り組みアピールができる
- さらに保護者層へのアピール
- こどもたちのYahoo! Japanアカウント作成による会員数増加 →将来のユーザ層確保 (Yahoo!あんしんねっとは、こども含む利用者ごとにYahoo! Japanアカウントが必要。それをすごく自然に、保護者の抵抗感最小で誘導している。「ネット+こども=キケン!」みたいなご時世に、未成年アカウントの増加を保護者責任で自然に行わせるのは非常にうまい)
- 利用定着, アクティブ率向上 (Yahoo!あんしんねっとがインストールされてるWindowsマシンでは、Yahoo!アカウントでYahoo!あんしんねっとに何らかのログインをしてないと一切のWebアクセスができない!)
このサービスを無償提供することによる同社側のメリットも非常によくわかるので、こちらも逆に安心して利用できる。
また、大手であるがゆえに、このサービスの継続には社
会的責任っぽいnoblesse oblige も事実上あるだろう。そこも使っちゃう気になるポイント。
ところで、デフォルトだといわゆる「ブログ」は小学生だとアク禁になってしまうようだ。思うところはあるが、しょうがないところかな…
というか、君らのおとうさんが書いているコレもおそらく見えなくなっちゃうわけで、しかし、まあ、よしとしよう。
こんな舞台裏を見られるのもどうか、というのもあるし、むかし娘から、以下のような指摘をうけたこともあるからだ。まさに「こどもにネットは危険」のこの上ない実例といえるだろう。
「おとうさんのブログみたんだけど、…プレゼントくれたの、サンタさんじゃなくてほんとはおとうさんなんだね」