Erasureの1991年作品、5枚めのアルバム。
ちゃんとリアルタイムにイレイジャーを追っかけて、良いと思って聴いていた最後の一枚。もう24年前か…
全曲がちゃんと粒ぞろいであります。
その後は、僕の印象では、イレイジャーは永い永いマンネリに陥っていった。
残念ながら。
タイトル曲のm1 Chorusは、まさにアルバム1曲めを飾るにふさわしいチューンで、ヴィンスお得意のシンセベースのシーケンスを使わず、割と丸い音色のディケイの長い白玉持続音でルートを鳴らす感じがおもしろく、かつ割と成功していて興味深い。
ほか、歌謡曲っぽいm6 Love to Hate You, メロウでスローなm8 Siren Songなどもよい。
個人的にいちばん好きなのはm4 Breath of Lifeで、エレポップ職人ヴィンス・クラークまさにここにあり。歌詞もI want life, life wants me, to breathe in its love... のあたりとか、全体的に良いです。別にLGBTメッセージにこじつけなくともいいけど、理解と愛を求めてゲイの男の子が小さな町を旅立ってゆくという、Smalltown Boy / Bronski Beatと同じテーマの歌と受け取ってもまったくど真ん中でしょう。
しかしこのアルバムの曲のPV, どれもひどい出来だなぁ…
m1 Chorus
m2 Waiting for the Day
m3 Joan
m4 Breath of Life
m5 Am I Right
m6 Love to Hate You
m7 Turns the Love to Anger
m8 Siren Song
m9 Perfect Stranger
m10 Home