Love for Sale / Astrud Gilbertoほどはひどくなかったが、おれにはなんとも中途半端な「ポップスのアルバム」であった。
早々に iPod からも iTunes からも消してしまったのでもはや印象もほとんどない。すまん。
これを聴くぐらいだったら、The Astrud Gilberto Album / Astrud Gilbertoのほうが断然よろしい。Once I Loved, Meditation, And Roses and Roses, Photograph,…全曲書いていてもしょうがないが、どれも「気だるく洒落たボサノバへたうた」というユーザニーズを十二分に満たしていて申し分ない。
もちろん Agua De Beber も収録されている。なにしろこのアルバムは邦題が「おいしい水」になっているぐらいだ。オクターブ・ユニゾンで一緒に歌っているのは(まだ当時の)亭主、João Gilberto である。顧客満足度は高い。
また、The Shadow of Your Smile / Astrud Gilbertoもかなりおすすめ。一曲めは映画主題歌としても有名な(まぁ100人中90人は、聴けばああこれかと思うはず)Love Theme From "The Sandpiper" (The Shadow Of Your Smile)であります。
邦題「いそしぎ」なので、こっちのほうがピンと来る人も多いかも。
というかこのアルバム自体の邦題も「いそしぎ」であった。
Manha De Carnaval も有名映画曲ですね(黒いオルフェ)。
ほかにも Fly Me To The Moon とか名曲をシャバダバダと歌っていたり、Non-Stop to Brazil の夢見心地なメロディとアレンジは非常にうっとり。うきうき、哀愁、せつない、夢見るどきどき、といった各種テイストの取り合わせもきちんと盛り合わされた、これもなかなかおすすめのアルバム。
- アーティスト: Astrud Gilberto
- 出版社/メーカー: Umvd Labels
- 発売日: 2002/05/30
- メディア: CD
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というか、最初っから後者2枚を紹介すりゃよかったんじゃないのか > 俺