フィリップ・グラスといえばアメリカのミニマル・ミュージックの巨匠。
The Photographerは、ある写真家の悲劇に典をとった、1982年が初演のオペラです。
歌詞はTalking HeadsのDavid Byrneらしい。まさにPhilip Glassという感じのカルテットクラスぐらいの管弦楽によるミニマル・ミュージックで、要するにレコードいっぱいにアルペジオが詰まってると。
このアルバム、曲名がわかりづらくて、
m1 The Photographer: ACT I: 'A Gentleman's Honor'
m2 The Photographer: ACT II
m3 The Photographer: 'A Gentleman's Honor' (Instrumental)
m4 The Photographer: ACT III
となっていますが、ACT IIIというのは4曲めだし、m3はInstrumentalとなっているけど, 他のACT I〜IIIとはBPMもアレンジも違う。
このm3だけ、mini moogっぽい打ち込みシンセベースのシーケンスが、生のストリングスと絡んで、実はたいへんに隠れた絶品です。エレクトロニカとかやってる人がもし未聴だったら、ぜひ一回聴いてみてください。1982年だから、中学生のころ100回ぐらい聴きました。
YouTubeとかみてみても、このm3はなかなかない。アルバムまるごとあがってるやつの19:40からがそれだ。URLでいうとhttps://www.youtube.com/watch?v=HKdUMNdUHBo#t=19m40s ってやつですね。
音質最悪でよければ、これ。