映画 'Mishima: A Life In Four Chapters' のサウンドトラック。
そういえば、物理CDを買うのはずいぶん久しぶり。
もうずっとこればかり聴いている。
Mishima: A Life In Four Chapters (1985 Film)
- アーティスト: Philip Glass
- 出版社/メーカー: Nonesuch
- 発売日: 1996/03/22
- メディア: CD
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Mishima: A Life In Four Chapters という映画については以前にも書いている。
主演が緒方拳、ほか沢田研二、永島敏行、坂東八十助、佐藤浩市、三上博史、倉田保昭、平田満、勝野洋、根上淳、池部良、横尾忠則、李麗仙、烏丸せつ子、萬田久子、大谷直子、加藤治子、左幸子と豪華キャストが出演。制作はフランシス・コッポラとジョージ・ルーカスという、かなり気合いの入った一本でありながら、日本国内では諸般の事情で非公開になっているという一作だ。
ぶっちゃけ、ニコニコ動画いけば見れるけどね。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1837299
この映画を最高なものにしているもう一つの要素が、Philip Glassによるサウンド・トラックだ。Philip Glass自身はミニマル・ミュージックと呼ばれることを嫌っているそうだが (Robert FrippがKing Crimsonをプログレッシブ・ロックと呼ばれるのを嫌ってるみたいなものか)、劇中劇をはさんで擬似的に四部作構成になっている本作にすばりぴったりのトラック群。たとえばM5 Osamu's Theme: Kyoko's Houseは、三島作品「鏡子の家」を劇中劇に仕立てた部分で、治の役は沢田研二 (その彼を刃物でサディスティックに愛するマダムは李麗仙)、そんなジュリーが昭和アングラサイケな雰囲気のなかで猟奇愛欲に溺れていくさまを、主題メロディをロカビリー風のアレンジに変えて表現している。
というわけで、わかる人にはすこぶるお勧めの一枚。わかる人にはね。CDのほうは、買ってきていきなりohgata先生にお貸ししてしまいました。