これはロンドン市街部のやや西側にある、地下鉄ネリマ駅。東京の練馬と同じNERIMAだ。
って、そんなわけはなく、これはLondon Underground Sign Generatorっていうサイトで簡単に作れるインチキ画像だ。好き勝手に地名とか人名をいれると、その名前で、ロンドン地下鉄のサインっぽい画像を作ってくれる。
おもしろいと思ったのは、このサイトの操作説明。
Type in your stop name below and click Mind the Gap!
つまり、画像生成ボタンは「Mind the Gap!」ボタンなのだ。
ロンドンで地下鉄を乗ったことがあるひとならおわかりのとおり、地下鉄の改札やホームや通路のいたるところに、つねにMind the Gap!というアナウンスが流れている。それも、どこからともなく一定間隔で無機質に聞こえてくるのだ。けっこう「未来世紀ブラジル」的なヘンな近未来なテイスト。
Mind the Gapっていう言い回しもなんか独特くさい気がするので、調べてみたら、Wikipediaにちゃっかりエントリ http://en.wikipedia.org/wiki/Mind_the_gap があったりした。
- 「段差に注意」のナレーションを連続で流したかった
- 一日中メンテナンスフリーで流したかった。摩耗や劣化する要素なしの仕組みが求められた。
- そこでテレフンケンがひと工夫。デジタルメモリに音声を収録してそれを再生する案を出した。
ちなみに四十数年まえの話ですよ! 楽器でいえばメロトロン絶世期です。
- 案は採用、ただし当時のメモリは恐ろしく高価だったので、アナウンスのフレーズは可能な限り短いことが求められた
ということで生まれた言い回しがMind the Gap!だったらしい。
しかし、上のインチキ画像ジェネレータのボタンまでMind the Gapだったということは、やっぱり欧米人も「なんかヘンなんだよね」と思いつつ、愛されている言い回し。ということなのかな?