Debian GNU/Linux sid shifted to eglibc

Debian GNU/Linux の sid の libc6 は、2.9-11 から glibc じゃなくて eglibc に移行した模様。

* Switch to Embedded GLIBC (EGLIBC), sources taken from the 2.9 branch.

なんか記事もでてた。たしかにBug 5070 - glibc-2.5: ../sysdeps/unix/sysv/linux/check_pf.c:68: make_request: Assertion failsとかEGLIBC: Missionとか面白いね。

Debianがglibcの派生版「eglibc」を採用へ − @IT

いろいろドキドキワクワクではあるが、阿鼻叫喚も予想されるので、ちょっと見(ケン)にした。

echo 'libc6 hold' | sudo dpkg --set-selections

というか、apt-get upgrade で、その libc6 だとその kernel じゃ古いヨ、だからまずこうやってからこうしてねの依存関係ループが解けなくなりかけてたので、システム的にいのいちに 2.9-11 eglibc 系に upgrade されてしまっていたlocales パッケージだけlennyのもの(2.7-18)をdpkg -iして無理矢理入れてもどす。

というわけで、eglibc だけよけて、久しぶりにあらゆるapt-get upgrade してすっきり。

が、夜になって出先からメールを出そうとおもったら、自分のホストに submission できない。認証がヘン。submission は postfix でやってて、postfix 自体は動いてる(メールの配信受けてる)。設定もずっと2年ぐらいこのままの堅いものだ。

ログみると、あきらかになんかヘンだ。signal 11で死ぬとか尋常じゃない。

May 8 20:36:39 lhs postfix/smtpd[7220]: warning: SASL authentication failure: e

rror fetching from sasldb: Invalid argument

May 8 20:36:39 lhs postfix/master[26873]: warning: process /usr/lib/postfix/smt

pd pid 7220 killed by signal 11

May 8 20:36:39 lhs postfix/master[26873]: warning: /usr/lib/postfix/smtpd: bad

command startup -- throttling

帰宅してからしらべてみると、どうやらこれらしい。
#527161 - sasl2-bin tools segfault after upgrading to 2.1.22.dfsg1-23+b1 - Debian Bug report logs

おとといぐらいから、sidの cyrus-sasl2_2 がらみのパッケージのバージョン 2.1.22.dfsg1-23+b1 があらゆる腐ってるみたい。
これがらみのパッケージをしらべて、2.1.22.dfsg1-23+b1 にあがっちゃってるのはlibsasl2-2 だけだったので(sasl2-bin は 2.1.22.dfsg1-23 のままだった)、libsasl2-2 を lenny の 2.1.22.dfsg1-23 のを取ってきて dpkg -i して解決。こっちはわざわざ hold するほどでもないや。
また、あくまでも submission に障害がでただけなので、メールが出せなかったよー、だけですから、incoming mail が reject されたとか虚空に消えていったとかじゃないのできにしない。