Joel 'Espy' Klecker 氏

Debian GNU/Linuxのglibcメンテナ。

My son Joel died this morning at 4:29 am after a lifelong battle with Duchenne Muscular Dystrophy.

だそうです。

Duchenne Muscular Dystrophyってのはhttp://mdausa.org/disease/dmd.html参照、つってもぼくにはよくわかんないが (「デジェンヌ系筋ジストロフィー」というらしい - by おごちゃん) 要は長生きできない、若いうちに死んでしまうだろうこと決定、子供のうちにばたばた死んでしまう重い病気らしい。

ぼくはDebianの「関係者」ではありませんが、そのIRCチャネルにて、数日前に、本人が「お別れ」を述べた様子は、また聞きで見ました。

ずっとSlackware 3.xベースで公私ともに過ごしていたぼくには、glibc - libc6って、なにか雲の上のようなスゲェもの、みたいなイメージがあって、そのlibc6への移行すらさくっとできてしまうDebian GNU/Linuxってdistroは余計すげえなぁ。という印象がありました。

libc6へのかちっとした移行も早かった,安定性でも定評のあるDebianシステムの、まさにその心臓部であるlibcを、寿命を知りつつ、病と闘いつつ、パッケージメンテナンスしてきたKlecker氏には、勝手にこっちの主観で思い入れるのは失礼にあたる、ってのをふまえつつ、ただただ「すげぇ」とおもい、敬意と感謝を感じます。

享年21歳。合掌。