川越街道を下って和光市にある理化学研究所(いわゆるriken.go.jpですね)の一般公開日にいってきた。息子と娘を連れて家からバスで。
地元の西武バスとかには、どの車両にのっても持ち帰り用のチラシが吊ってあります。
理化学研究所は、いわずと知れた日本のだいじな研究所だし(国の税金をまず何につかうべきかといったら, こういうところ)、割と近所でもあるし友達のおとうさんも研究者として行ってたし、いつか行かなきゃと思いつつタイミングがなかなかあわなかったところ。ちなみに川越街道の対面は、本田技研の四輪R&Dセンターであります。
長岡半太郎、鈴木梅太郎がどうしたこうしたといった、まずはおさらいの資料館室へ。中学一年の息子だと、まだこういった名前は知らないようだ。
とにかく構内がひろい。で、案内資料はいただくのだが、どれを何時からどう見ていくか、それぞれ多数の建物がちらばっていて、中に入っても何階にどういったものがあるのか、資料を中心にスター型に攻めていくことはできるが、漫然と散策するというか、ツリー状にトラバースしていく的な見学をしづらい。
(言ってる意味わかりますか?)
案内なしで、いきなりディズニーランドに単独で臨む的な、気合いと体力が必要だ。もちろんここは第一に研究施設であるし、我々は「お客さん」ではないので、自分たちでどんどん調べて見つけていく姿勢が重要だ。
動物の鳴き声や声の情報伝達に関する研究関係。喋り声の倍音構成やフォルマントをみてみたり。
ブロッコリーのDNA抽出実験。俺も昔やったことがあるような気がする。こんなやつ。なんつか、お風呂で精子が固まっちまいました的な、男の子ならみな覚えがあるあの感じなんですよね。
ウイルスの種別とか、マウスのES細胞をいじってみるとか。
ちなみにiPS細胞のネーミングって、
「iを小文字にしたほうが、ESっぽく短くみえるよね」
「iを小文字にしたほうが、なんか流行りの iPod っぽくてポップでいいかも!」
という理由で、IPSでなくiPSになってるらしいです。おもしろい!
構内にあったむかしのサイクロトロン。