きのうの理化学研究所の一般公開につづき、きょうは調布のJAXA (じゃくさ) の一般公開にいってきた。息子はきのうので疲れたらしく、今日は俺だけ。
JAXAとは、ひらたくいえば日本のNASAだ。日本の航空宇宙技術の研究所だ。ばんざい。
(そういえば一昨年ぐらいにここに着任された馬場さんはお元気だろうか…)
もうのっけからターボファンジェットエンジンの実験装置に
実験用ラムジェットのほんものだ!
スパコンセンター。まあキレイで広めのデータセンタなんだけど。
結局極東のこの地で富士通の技術者たちにより最後の成長を続けているSPARC64アーキテクチャ (まご、元気かな…) がうなる富士通FX1のモジュールとかの展示。
宇宙往還機HOPE-Xがらみ。
破損まくりのがイイね。
(ちなみに極超音速飛行の「コゲ」だとYouTube - X-15A-2 damage after mach 6.7 flightが実に良いネタで、たまらん)
いちばんでかい風洞がある棟。
けっこうでかい。高速道路のトンネル一車線ぶんぐらいは優にある。
これは、旅客機の車輪の風切りノイズを低減する実験のモデル。ぶらんと出た脚は空気抵抗を気にしない作りなわけで、その風切音から発生する騒音もなかなか馬鹿にはできないらしく。なるほど、さすがセルシオとか作る国の技術研究は違うな…
これはちょいと小振りの多目的低騒音風洞
こっちは、最高マッハ10まで再現できる極超音速風洞。
mach 10!!!
と、そんなすごい研究施設は、武蔵野とか深大寺とか調布とかまったりとした長閑なベッドタウンの一角にあり、すぐとなりが普通の閑静な住宅地だったりしておもしろい。
敷地は広めで、車道でゆったり仕切られて大きめの棟がぱらぱらとあるあたり、空軍基地とかと雰囲気がちょっと似ている。
というわけで、時間がなかったこともあるが、ものすごいスピードでまわりまくった。ちょっと子供には難しいかな、と一人できたのだが、結果としてよかった。とても連れにNASA(NACA)ダクトだの層流翼だの、オイゲン・ゼンガーのAmerikabomberだの、レジスタウインドウだのオレオだの、アフターバーナーとリヒートの違いだの説明している暇はない。というか、現地でAr- 先生に「おーい」と手を振って声をかけていただいたらしいのだが、完全気づかずガン無視してしまったようでごめんなさい m(__)m
おまけ:
食料物資移動に使われていた、構内専用の(ナンバーなしの) Peugeot 306 Style