四季香 (池袋)

四季香池袋北口店(新館)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-43-9 アミューズ池袋ビルB1
2,500円(平均)730円(ランチ平均)

以前ソウルにいったとき、犬鍋の店があったのに都合でいけなかった。そんとき、一緒に出張にいっていた中国人で朝鮮族の同僚に、東京でもちゃんと旨い店はありますからいつか一緒にいきましょう!という話をもらって、なんだかんだでついに実現した。

彼の出身は延辺というあたりで、北朝鮮のもうちょい北側の中国にはいったあたり。なので現地の言葉は朝鮮語で、中国語は後付けでならったらしい。ついでにいうと彼は日本語も堪能で、言われないと外人だとまったくわからないレベル。というか日本のことわざとか言い回しとか、彼にみんな教わったりする ^^;

そこの地元の延辺料理というのは、以前百人町の千里香という店に一回いったことがあって、シシカバブっぽい串焼きとか、うしのペニスとか食ったんだけど、きょうは、できたばかりらしいそこの姉妹店、池袋北口の四季香へ。

池袋北口はむかしからいわゆる三業地で、いまや絶滅寸前の「エロ映画館」とか、ソープランドやら無料案内所やら何やらかんやらいまだに立ち並んでおり、男性にとっては妙な気分にさせるところだなあと思って夜のきらめきを散歩していると、突然に柔道の谷亮子選手の巨大な看板が立っていたりして、トータル・バランスをプラスマイナスゼロにする効果があったりする。高度な都市計画かもしれない。

まずは空心菜のいためもの、タラを干したものの炒め物?どちらも旨い。

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続いて、お待ちかねの犬ですよ!ぱらっとした見た目のほうが体の筋肉のほう、もうちょいコラーゲンぎみのほうが皮寄りのほう。いわゆる羊、ラムよりも、ちょっと別方向の香りがしたかな。

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で、鍋に別途犬肉と野菜を放り込んでぐつぐつ。けっこう辛いうえに香草がいろいろ入っていて、むしろこっちのほうが若干苦手だったかな…パクチーとかは喜んでたべるんだけど。

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一部のひとがどうしてもということで、牛鞭(牛サオ)、つまり牛ペニスの串焼きも。
前に食ったときは、ちょっと焼きすぎてしまって、ぱさっとしてしまい、逆にたべやすかったんですが、きょうのはまさにちょうどいい焼き加減ででてきてくれて、なんというか、歯ごたえたっぷりのでかいエスカルゴみたいな感じ。これはまあリピートしなくてもいいかなあ…

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ちなみに、串焼き系は、クミンとか塩とかいろいろまぜたスパイスにつけてたべるんですが、うしペニスはともかく、かなり旨いです。
とくに羊肉の旨かったこと旨かったこと!
羊肉というと独特の香りがありますが、いい肉ならあの香りが実に良いものだとわかりました。そこにそのスパイスがさらに合わさって、本当にうまい!

この店は開店したばかりということで、いまのうちは飲み物半額とか、中華単品が20%引きとか、さらにぐるなびのチケットも持っていったので、たらふく堪能したというのに一人あたり3,000円代で済み、びっくりするほど安くあがった。

たしかに犬はちょっと好みがあるなあと、僕は特に今後いいかなあと思うのだけれど、場所的に中華料理と朝鮮料理のクロスカルチャーですから、普通の中華料理も旨くいただいて、さらに串焼きの羊ってウマイもんだと体験していただいて、酒を呑んでも安いという、いくならみんな今のうちだ急げ!ということではないでしょうか。

なんか今日は、犬のタイトルにはじまって、殺して潰して、食う。という三題噺みたいな記事のならびになりましたが、偶然です。