1979年の作品。A面全部つかったタイトル曲のForce Majeureは、やや凡作っぽいけど、むかしの東宝の怪獣映画のサントラのような、微妙に下世話な雰囲気があって、まあまあ悪くない。Tangerine Dreamは、実は結構「ダサメロディ」が多用されていて(Stratosfearなどその最右翼だと思う)、本作でもけっこう、そのしょうがなさを楽しめる。
音的には、ELKAのストリングス・シンセサイザーなどが印象的なところか。エドガー・フローゼのエレキギター、アコースティック・ギターなども結構つかわれているのがちょっと異色。
B1のCloudburst Flight, B2 Thru Metamorphic Rocksもまあまあ。
ちなみに僕が持っているのはVirginのアメリカ盤のレコードだが、A面とB面のラベル印刷が逆になっていた。あとアメリカ盤って一般的に溝が薄くて音わるいんだよね…