セニョココのYMOカバーアルバム。まあまあなかなか良かった。
Limbo, Pure Jam, 音楽の計画といった選曲が渋い。だてに坂本龍一 B2-UnitのThatness and Therenessをカバーしている男でない。
逆に、腐朽の名盤El Baile Aleman / Senor Coconut y su Conjuntoにくらべてなんかイマイチだなーと思ったのは、もちろんあっちのほうはセニョココ初遭遇という衝撃のでかさもあっただろうけど、El Baile Alemanのほうは、いかにも16trアナログMTR程度で、クラフトワークのカバーアルバムをバンドで練習して作っちゃいました、テヘヘ。という雰囲気が(本当にそうかどうかはともかく)かもしだされているのに対して、Yellow Fever!のほうは、けっこう予算いっぱい切って、デジタルでキチンと制作しています感があって、シャレとしてのキレの良さがイマイチ、というようなことを感じた。
細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏が参加しているというのも、僕としてはマジ入りすぎというか、シャレとしての切れの悪さを増しているように感じる。せめて匿名参加をにおわせるとかだったら良かったのにな。