iTunes (4.7.1), およびiPodもそうだが、アーティスト名や曲名のソートの際は、もし「The」が先頭についていた場合、Theを無視したソートをしてくれている。
たとえばThe Style CouncilはStyle CouncilとみなしてStylisticsの手前に出てくる。The 5th Dimensionも、5th Dimensionとみなして、4 To The Barと9 Lazy 9のあいだだ。
(いま気づいたら808 Stateはさらにその後だ。数字だけから成るトークンは 4 < 5 < 9 < 808 と、numericにソートしているわけだ)
と、いうところに、ご存知Matt Johnson率いるThe TheのCDを突っ込んでみたら、iTunesのアーティスト一覧のところには出てこない。リストから消滅してしまった。中で何が起こって消えてしまったのか想像すると、下手するとcore dumpすらしそうな勢いがある。
ちなみにiPod本体のアーティストリストのほうには、Text AdventureとThere's Always Somebody To Sayのあいだに、きちんとThe Theが現れていた。iPodとiTunesでは、ソートの際にTheをどう無視するかの実装が違うのだろう。
ちなみにThe Theは、www.amazon.co.jpではまったく探せない。
www.amazon.comのほうだと、かろうじてRelated Searches: matt johnson (The The のリーダー) が出てくるが、それをクリックしても見当外れな商品がでてくるばかりだ。
Googleでもかなりダメである。
iTunes Music Storeに至っては「Your search "]]" did not match any results.」という、なにやらクラッカーへの示唆すら醸しだされているありさまだ。
このように、The Theは検索サービス系全滅の、かなりきびしいバンド名であるので、ぜひ皆さんには、注目をあびる優れた検索システムを研究していただきたい。