クラウン・マジェスタのハイドローリック・ブレーキ

クラウン・マジェスタのハイドローリック・ブレーキ

以前のタイプだとエンジンが停止するとブレーキも利かなくなってしまいましたがこのタイプはキーONと共にポンプが働きます。左の写真のオイルレベルをご覧下さい、これは停止状態で油圧を抜いた状態ですそしてエンジンスイッチをONするとポンプが働きリザーブタンクのすぐ脇のアキュームレーターと呼ばれるタンクに送り込まれます(右上の写真の黄色いタンク)このタンクには高圧の窒素ガスが充填されてオイルに蓄圧を与えてます。ブレーキを作動させるとこの蓄圧されたオイルが更にアシストするようになってます。バキューム式に比べ油圧式はコントロールバルブなどで細かく制御することが出来るので走行フィーリングはさらに向上するでしょう。
メルセデス新型SLのセンソトロニック・ブレーキ・コントロールと呼ばれるブレーキ・バイ・ワイヤーのシステムにも、120-160バールの窒素ガスが詰まったアキュームがあります。こちらは黒いタマです。電子制御にてブレーキフルード圧を4輪独立でコントロールしてますが、これもハイドラと似たようなもんですね。