KORG DS-10

KORG DS-10がとうとう出ました。昨日家には届いていましたが、今日やっとちょっといじってみました。

要はNintendo DS用のソフトシンセ・シーケンサのオモチャなわけですが、DS用ソフトというよりも、あくまでも「これはKORG DS-10というモノです!」と言い切っているところが心意気を感じるじゃないですか。

中身は、MS-10風味のモノシンセが2系統。同じくMS-10レベルの音が出る、パーカッションシンセ風味の4音色なドラムトラックがひとつ。それらをまとめるミキサーとエフェクター (Delay or Flanger or Chorus)。すべてマトリックス操作な16ステップシーケンサ
シーケンサはtriplet風味なノリにずらすパラメータもあります。ゲートの長さ(レガート指定もできる)やベロシティ、フィルタの開き的なこと、panpotとかも同じくstep sequencerに打ち込み可能。ただしこれはMIDI接続性はまったくないモノなので注意。逆にいえばいつものMIDIに縛られない発想の作りになってます(たとえばここでは わかりやすさのためベロシティっていってますが)。変拍子もOK.

モノシンセはパッチケーブルレベルのいじりも可能で遊べます。ただ、僕が個人的にKORGのシンセに持ってる印象よりも気合いの立ったVCF発振をしますし、矩形波も割と男っぽくデンキっぽいRoland方向な音。ぼく自身は歓迎です。DS-10という名前はあきらかに名機MS-10のオマージュだと思いますが、音的にはもうちょっとハネてて現代的です。

で、リアルタイムプレイやシーケンサへのRECなどでは、鍵盤の絵へのスタイラスによる演奏もできますが、ここはさすがコルグ、KaossPadっぽいアレができます。なかなか遊べてたのしいです。

残念なのは、あくまでも操作はスタイラス一本から行うわけなので、同時にいろいろはできないこと。たとえばぱっと別トラックをミュートとか本トラックをソロって、Pad で弾いたりオカズ入れつつ、かっこよくフィルタを閉じ開きとかしたいですよねー。

ともあれ、たのしいオモチャです。
シーケンス組みつつ操作、とか、動画に撮ってさらしたりとかさっそくしたかったんだけど、USBカメラとかが全部どっかいっちゃって今日はできず。