登別の宿を出て、南下して海へ下り、室蘭本線沿いに苫小牧方面へ。
ちょっと海岸に出てみる。
ひろいなぁ。
苫小牧から北上。
支笏湖へ。
ちょっと高いところから湖を見下ろしていたので、また少しだけ車をまわし、支笏湖温泉のあたりへ。
ここは、素晴らしいところだった。静かで落ち着いた、清潔上品で俗化していない避暑地。
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌へ。
本当はここ泊まりたかったのだが、お値段が10万コースとそこそこするのと、よい空きがなくて見送った。
そのかわり、ここのランチビュッフェ (ヘルシービュッフェ アマム) を楽しもうかと思っていたが、朝からバイキングでうっかりお腹いっぱいになってしまい、ランチタイムになってもちっともお腹が空かず、残念…
かわりに、パティスリーでおかしを買って、庭でいただく。
支笏湖。ひろくて綺麗。
ひさびさに、望遠レンズM.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6 Rなぞ使ってみる。
次の目的地へと国道276号線を走りつつ、ふと道の駅に寄ってみると、建物の奥から階段で降りたところにあるトイレがすごい。自動演奏ピアノが鳴りひびき、右が女で左が男。
どうも「一億円のトイレ」として有名なところらしい。
ピアノはいいのだが、いや、どうも自動演奏がステップ打ち込み的でノリも情緒も薄くてイマイチだったのだが、訪れたとき、ちょうど大音響でガンガン鳴り響いていたのが、ショパンの、革命のエチュード。
このピアノって、観光地の憩いとやすらぎの提供の一環として置いてあるのかな、と思うんですが、公衆トイレの入口が大音響の革命のエチュードって、
これはなんというか、切り裂くような下痢の腹痛に苦しみながらトイレを探し、ついにトイレに辿り着き、いまあと一歩… というところでついに決壊、絶望と苦しみと漏らした己の便の熱さに倒れ伏す… といった悲しく残酷な運命のイメージしか湧かないのですが、どうだろうか。控えめに言っても、うんちした後の紙がなさそうである。ちなみに、この手の話が好きだったら、僕のむかーしのサイト「狂える肛門」も見てみてね。
でも、用を済ませて出てくると、曲は、同じくショパンでも「子犬のワルツ」に変わっていた。
これはもう、気持よく軽快におしっこしている心象をそのまま音符に踊らせたらこうなるだろうな、という、明るくポジティブな、みんなのトイレにぴったりの、ピーター・バラカンも深くうなずくようなナイスなチョイスだ。今後とも是非これでお願いしていきたい。
軽快におしっこして戻ってくると、いわゆる道の駅の売り物にありがちな、漬物とか野菜とかのコーナーに加えて、うしじまいい肉のショップがあったりしてびっくり。
エロいやーつじゃなくて、オコジョのキャラを組み合わせたやつ。いろいろ取り組んでるね。奥さんが気に入って、娘に買っていこうかと一瞬なりかけたが、うしじまはもっとオンナを磨いてから身につけるもの、ヤツにはまだ早い、と、見送り指示を出した。
昭和新山。
ほんといきなり、おできのように、ぽこっと、ある。
くま。
くまのおみやげ。
攻めてるなぁ。
夜は、ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾートに投宿。なかなかのステキホテル。
部屋からも洞爺湖を目の前に望めまくるのだが、
ちょうど目の前に、観光船が停泊していて、
これがなんとも、スーパーマリオの1面をクリアした最後にあるお城みたいな代物で。
美観的に残念。
今宵も素敵バイキング。
そうしているうち、ビュッフェからの日も暮れて。
部屋に戻ると、ちょうどマリオのお城も出港するところで、
湖面から打ち上げる花火がいっぱい。
そうそう、水面ちょうどで爆発させる六尺玉とか、以前から見てみたかった。
部屋の目の前の湖面でばんばんやってくれて、満足!