DeNAさんがAnycaという、一般人どうしで車の貸し借りを行える新規サービスを始めていた。新規事業はなんでもいちおう見てみるのだけれど、どれどれどんなもんかな… と見てみたら、借りられる車にDSだのBXだのアレだのコレだの、結構エンスーな品揃えじゃないか! かなりのクルマスケベが中にいるに違いない…
ローンチ時の特典として、5,000円分の無料クーポンが2回分ついてくる。これは使ってみないわけがない。
最初はDSを申し込んでみたのだが、修理の都合でごめんなさいのキャンセル。このへんのやりとりのために、貸し借りする双方でメッセ交換できる機能も含まれている。
なのでめげずに今度はBXを申し込んでみる。やりとりして、一晩お借りすることにした。BXに乗るのは20〜25年ぶり。いちおうこちらがC5やXantia SXでハイドロやZFのAT経験者であることもお伝えしてあり、意思疎通はスムーズ。とてもこの手のクルマが好きそうなかただった。
この日は有給だったのだけど、借りたBXで、そのままなんとなく会社に行ってみる。
あぁ。
BXのロストフューチャーな格好よさは、異常。
初期のボビンメーターは気絶するほどかっこいいが、後期のVegliaのコンソールもイイ感じだ。点きが悪い部分も一部あるが、いいじゃないですかそんなこと。(オーナーさんからも申し送り済)
そうそう、DSからXantiaまでは、室内灯がBピラーにあったんですよね。
C5からフツーに天井に設置されるようになって、独自性でいうと堕落した。
油圧でプシュプシュいうストロークの短いブレーキ。じゃりじゃりと眠たく回るプジョー ドゥブラン工場製のXUユニット。これこそがフランス車というふんわかシート。
BXだ。まさにBXだ。
一晩あけて、翌朝。Laguna IIを脇にどけ、今朝はBXさんが主人。
オーナーに返却に向かう途中のAnycaの画面。こんな感じです。
返却後、ふと気づいたら、シトロエン乗りの聖地のひとつ、ジャベルのすぐ近くであった。
返却後。はい乗り終わったね、レビューがまだだね、書いてね! という流れ。
アプリの作りは、機能や動線ともヌケモレなくスムーズにしっかり作られていて、さすがDeNAだ。
あぁ面白かった。クーポンがあるうちに絶対もう一回乗る。
追記: その後も借りました。