映像機器において、画質にそんなにこだわりはない。
まだまだBlu-rayじゃなくてDVDで充分だし、iPhone 4のカメラで満足だし、使いまわしも考えると解像度も普段は800x600程度でいい。
社会人になって最初の会社は映画やテレビのフィルムやデジタル画像処理を行うところだったので、現像液の品質についてイーストマン・コダックの重役が頭を下げて話を聞きにくる品質管理のおじさんとか、同僚どうしで連れ立ってドイツまでライカの工場を参拝に行ったとか、うちの第一試写室の音響と椅子と画止まりはおそらく世界でベスト2か3だとか、本日午後日本に到着したばかりのテキサス・インスツルメンツの新世代上映素子DLPの2K画質評価を行いますとか、そういう世界にいるうちに、俺はそういうマニアじゃないから全部適当でOKだ、という判断ができた。
で、いまやっている仕事がらみでいうと、イベントの進行や主催には写真撮影が必須。エビデンスや振り返り材料としても、あとあとブログなどコンテンツに仕立てて価値を創出するにも、撮影のことを忘れてぼーっとしていたらだめだめなのだが、そんなTPOに対しても、あらゆるiPhone 4のカメラで活動していた。
だけど、さすがにライトとか露光とかズームとか、もうちょいカメラ的に押さえておきたいケースにもいろいろ気づいて、安物でいいから何かないかなと探していると。
GEのE1480Wというのが、実にシンプルで普通で、しかも安い。5,000円代だもん。
ベーシックアイテムな感じ。速攻購入。
僕が買ったときは、黒モデルもamazonに在庫があり、まだ5,000円代で買えたのだが、いまは他の店経由からの購入値段しかないみたいですね。
いまは銀色だと7,800円、レッドでよければ5,890円といったところみたい。
動作速度、画質、機能、使い勝手、小ささ、軽さ、電池の持ち、特に何の問題もない。
「特に何の問題もない」というのがミソで、こだわりだしたら本当にキリがないと思うけどね。セカンドカメラとして買っておいて、何かのときにそういえばカバンに入ってたな… というぶんには非常におすすめできる。