数年前にでた、スクリッティ・ポリッティの久々のアルバム。たしか十年ちょっとぶりぐらい。
Scritti Polittiは、1984年のCupid & Psyche '85が、もうどうしていいかわからないほどあまりに凄い作品すぎて(おれも正直人生かわった)、そのあとがつらいんだろうな…
このWhite Bread Black Beerは、すっごい静かな作品です。Green Gartsideの、独特の絹がかった高い声はあいかわらず健在。でも曲も編曲も、淡々とおとなしい。
ツマラナイ、というのではなく、高速や田舎の一本道を、深夜、満天の星空のもと、ウインドウに片手をかけて、ひとりでずっと走り続けているような気分。
居眠り運転しそうな気も、ちょっとするんだけどね。