Tim Simenonのソロ・プロジェクトであるBomb The Bassのベスト盤です。おもにファーストとセカンドアルバムあたりからの選曲。
サンプリングネタが微妙に渋いのでトリビアっぽい面白さもありますね。JapanとかS.P.K.とか。
なんといっても懐かしいのは Don't Make Me Wait です。コンプの効いた矩形波シンセベースといい、しょうもない歌詞に、恥ずかしげもなく投入されるオケヒにスクラッチに、世が世なら「ランバダ」の石井明美がテレビのウタ番組でこれを唄っていても違和感が 2% ぐらいしかないという、ニッポン歌謡曲に全力で納品されていてもまったくおかしくない一品です。
このYouTubeのほうには入っていませんが、アルバム所収のバージョンは、安全地帯の曲を紹介する日本人のDJのケーハクなトークという、なんだかよくわからないイントロから入ります。
「タチの悪いシロウトのシングルヒット」なB級感を満喫できる逸品です。ぜひどうぞ。