まめ蔵

有給。夕方に、銀座にある友人の会社に遊びにいく。ワンフロアひろくとったオフィスでは、おおぜいのクリエイターやエンジニアのみなさんが忙しげに立ち働いていて、そのなかを友人(代表取締役)を遊びにラチりに入るのは、ちょっとみなさんすまん申し訳ないですという感じでおもしろかったですよと。ほかにも昔の同級生とかいたらちょっと照れくさいなと思ったのですが、きょうはいなかった模様。

そのまえに、ソニービルのショールームでPS3のデモを見てみたけど、ちょっと酔った。はしるクルマのディティールなどは、外板の継ぎ目の微妙な揺らぎあたりまで再現されていて、非常にうつくしくホビージャパンな感じで、SiliconGraphics RealityEngineなんかもう遠くにおいておかれているな、と40近いオッサンは時代外れなことを思ったが、だからそれがどうした? とも思った。基本的にゲームにあまり興味がないからな…

ソニービルでは、のだめカンタービレとタイアップした、「のだめの未来を一緒にシミュレーション!気軽に人生設計を体験してみましょう」みたいなソニー生命の企画モノをやっていたりして、のだめの世界観とそれはいったいどうなんだという。

いったん自分の会社にもどり、さらに友人を車でピックアップして、横浜にカレーでも食いにいこうかとおもったが、なんか雨が降ってきたりして、もっと近場で練馬のシャネパンジャブにしようとおもったところ、思いのほかクルマが吉祥寺方面を向いていたので、じゃあ「くぐつ草」か「まめ蔵」にしようと変更、結局、ひさしぶりにまめ蔵にいった。考えごとをしたり盛り上がって運転をしていると、クルマというよりも「こっくりさん」にちかい乗り物になる。

さらに夜中に友人宅スタジオに寄って、いろいろ機材にさわって遊ぶ。押し入れや隣の部屋にも機材群が積み上がっているが、やっぱりさすがに、シンセ台数は100台の大台は超えてはいないようだ。
QuasimidiのSiriusというシンセ・ボコーダーが、実にダメでよかった。これはもう潰れてしまったメーカーらしいが、仕様も音色も内蔵ループもクラフトワークがプロデュースした一品らしく、音もループも、実にアレそのものとか、ソレそのものとか、アフリカ・バンバータに著作料を払わせてからキーボードのなかに無理矢理押し込んだような代物で、ほんとにダメですばらしい。
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