Communication / Karl Bartos

Karl Bartos の新譜。うーん、Computer World のころのクラフトワークのピュンピュン、ビュビュビュの「亜流」が聞きたいひとにはどうぞ。という程度の評価しかあげられない。悪いけど「亜流」そのもの。残念だけど。俺は1回きいて、箱にしまって、もうどっかいっちゃった。

ちなみにCDケース、紙とプラスチックの複雑な構造をしていて、どうにもうまく開けられない。勇気を持って引っ張ると「飛び出すえほん」ライクに右から CD, 左からライナーノーツがでてくる。 

Communication

Communication

 

前々作? の Electric Music 名義でのEsperantoの感動はどこにもない。こっちだって「Computer World のころのクラフトワークのレプリカ」そのものなのに、この違いはいったい何なのだろう。まだ前作? の怪作、サンプリングしたギターだけで全曲青春ギターバンドしているElectric Music / Electric Musicのほうがいいな。 

Esperanto

Esperanto

 

 

Electric Music

Electric Music

 

おまけに。たまたま Amazon のアフィリエート報告をみていて、おっ、おれに続いてこのアルバムを買った奴がいるなーと思っていたら、めずらしく会社に出社した日、会社あてに Amazon からこのアルバムが届いて、午後にさらにもうひとつ届いた。どうも自分でうっかり二枚買ってしまったらしい。同じ CD とか本とかレコードを複数回買ってしまうのはまぁよくあるが(最高3枚やったことがある)同じ日に2枚届いたのはさすがに初めてだ。

この日は会社の上司から Kraftwerk のマウスパッドをもらったばかりだったので、交換ということで2枚目のほうはあげてしまった。

というか、Information SocietyのPeace & Love, Inc.に入っている`Where Would I Be Without IBM'(IBM-PC がなかったら生きていけないよぅ)も Karl Bartos のスコアだったとは知らなかった。こちらは、というかこのアルバムはHuman League 路線の正当な後継者としての Information Societyの、変に屈折しない米国人の良さというか、スッキリさわやかロックでテクノポップだぜ、という路線が十二分に味わえる、割と名盤。

Peace & Love Inc

Peace & Love Inc