床屋

きょう息子といったのは、ちょっと美容院がかったいわゆる床屋。

息子は店にはいってしばらく辺りをみまわし「おとうさん、ここ、千円入れてカードを買う機械がないよ」と不審がっていた。「お父さん! このお寿司やさん、お寿司が動かないよ!」みたいな話だ。

客席にもテレビが置いてあってひまつぶしに好適だが、頭をやりおわって顔剃りのころ、テレビではちょうどヒッチコック監督の名場面特集みたいな企画をやっていて、「サイコ」のあのクライマックスシーン、音楽がひゃっ、ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ、のところで、でかい剃刀を手に背後からいきなり近づかれた。
なかなかおちつかない。