イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

アラン・チューリングの、戦時中のエニグマ解読の功績と同性愛訴追に関する例のエピソードを映画にしたもの。Amazonプライムで視聴。

まあまあ良かった。主演のベネディクト・カンバーバッチが、この純粋で偏屈な主人公をしっかりやっていて、安心して観れる。このひとは他にもホーキング博士やらヴィンセント・ゴッホやらジュリアン・アサンジやら、ややこしそうな役ばかりやっているんだな。役者魂だ。

チューリングの立場に立って彼を理解しようとする刑事の役はロリー・キニア。ダニエル・クレイグ世代の007で参謀本部長を演っている人だ。参謀本部長とはいってもボンドのお助け引き立て役みたいな感じだけど。なので彼を見ると反射的に「諜報任務で難儀してる人を理解する脇役」キャラを想起してしまうのもこの映画においてプラスに働いているのかも。

突っ込みどころはキーラ・ナイトレイ。演者としてもちろん申し分ないのだが、このキャラクターがこんなに美人なわけが!