赤瀬川源平の「新解さんの謎」のきっかけになった人が自ら書き起こした、一時期話題になった本。
残念ながら私には合わなかった。著者の好奇心とモチベーションは興味深いものだが、語り口がひたすら淡々としたもので、特に起伏もなく、主張もなく、ただただエントリが続く。どうにも眠くなるというか、読み続ける興味の持続がかなりきびしく、7割ほど読んだあたりでギブアップしてしまった。基本的に、マニアが対象に粘着沈潜する系の本は好きなはずなんだけれども。
雑誌のコラムとして、毎週少しずつ読むというかたちだったらいけるのかも。
あるいは「RSSリーダーで読むことを前提とした電子コンテンツ」とかね。