ユニバーサルスタジオ・ジャパン

広島経由で新幹線に乗ってきた家族を午前中に新大阪駅でピックアップして、ユニバーサルスタジオ・ジャパンへ。

ユニバーサルスタジオは十年以上前にハリウッドのやつに行って大変気に入ったので、大阪に日本版もできたと聞いてから行きたいと思っていた。 

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とにかく暑かった。夏休みなので、いちおう平日の金曜日といえどもアトラクションはいずれもかなりの待ちで、最初に娘が見たいと言っていたE.T.のライドものは140分待ち。E.T.の上映時間より長いよ!

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しかたなく、となりのTerminator 2 3Dに並んだのだが、こちらも一時間以上の待ちで、何の変哲もない倉庫の脇みたいなところに延々と並ばされて、30分以上動きもないし、暑いし、このあたりは不満度90%ぐらいに。

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ここのシステムをよくわかっていなかったのだが、人気の乗り物ベスト7とかベスト4は、待ち時間少なめでぱっと入れる「ユニバーサル・エクスプレス・パス」という優待チケットみたいなものを売っていて、7アトラクション組だと1万いくら。

まあ足下をみているわけなんだけど、観光旅行にきていて足下もへったくれもないわけで、そんな野暮なことを言ってもいけない。逆にいえば待つかったるさを金で解決できるわけで、これはこれですっきりさっぱりだ。というか僕らが行ったときはもう売り切れていたのですが。

東京ディズニーランドの待ち時間圧縮制度である「ファスト・パス」は、無料なのはいいが、ひとつのアトラクションのファスト・パスを取っちゃうと、それに乗るまで他のファスト・パスを取れないし、それに乗ったあとはほかのファスト・パスをさらに取っても、もうそれに乗れる時間は下手すると夕方夜中。一見平等っぽい民主主義気分なものだが、長い目でみるといまいち使えねえという、日本のインチキ野党みたいな制度だ。

そこいくと、金でスッキリ解決できるユニバーサル・エクスプレス・パスは、与党のガハハテイストがあって、なかなか悪くない。
携帯でアトラクション待ち時間を見れるということでさっそくためしたが、EZweb版は年間チケット会員でないとそもそもダメ、iモード版はキッチリ月額公式課金315円となっていて、商魂(企画通し力も)すばらしい。

T2 3Dは、最初の案内のおねえさんがテンション高すぎたけど、いろいろな趣向がこらされていてなかなか面白かった。

園内はさまざまなテイストの街が、山や湖をとりかこんで造形されており、ディズニー・シーはユニバーサル・スタジオに多大な影響を受けて作られたんだろうなあと思う。

バックドラフトは、USで見た時は最前列の客にはもろに火の粉が振りかぶっているような迫力があり、「火モノ」というアトラクションがはじめてだったこともあって、かなり感銘をうけた。ジャパンのものも、セットの造りや内容などUSのものと同じ。むかし見たほうが火の迫力がすごかったような気がしたのだけど、気のせいかもしれない。

バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライドは、前職の会社で手がけていたこともあって、(全天周映画、IMAXモノのオプチカル合成は当時東京のイマジカしか出来なかった)西海岸に出張したら、かならず一度はユニバーサル・スタジオに行ってBTRに乗るべし、みたいな会社のオキテがあった。なんかセットも見せてもらった気もする。というわけで12年ぶりに乗ったけど、動きがすごくて酔った酔った。

WICKEDという「オズの魔法使い」をベースにしたミュージカルは、良いものだったと思うけど、ミュージカルとか演劇が苦手なので、果てしない睡魔との戦いに。ピーターパンのネバーランドは、娘が見たがっていたのだけれど、悪天候のため中止。ウォーターワールドも当時かなり面白かったが時間の都合で見れず。

ジュラシックパーク・ザ・ライドは、ジャパンのほうもちゃんと乗客がびしょびしょに濡れる仕様になっていて、アトラクションの中身も面白く満足した。
このように、一般にディズニーランド系よりも迫力や刺激が濃ゆめでよろしい。ジャパンができると聞いたとき、リスク低減とかいって味付けが薄めになっていたら悲しいなと思っていたのだが、そのへんはあまり気にしないでいい感じで、良かった。