京都

夕方、京都大学ちかくの百万遍*1あたりから、ちっこい電車にのって一乗寺まで。
ちっこい電車は叡山電鉄鞍馬線というらしい。後でタクシーの運ちゃんに聞いたところでは、実用性はからきしないが、観光客のおばちゃん連にはなぜかとても人気があるらしい。

小雨も降ってきたなかを、3人で歩いて天下一品の本店へ。食い物の好みでもあるのだが、天下一品のラーメンは、年のせいもあるのか口から体内にいれるのが厳しくなってきて、しかし京都の本店だけは味がぜんぜんちがう、と複数筋からつねづね聞いていたこともあり、ぜひ行ってみたかったのだ。
このあたりは、1998年、2000年とLinux Conferenceをおとずれるときに車で通った。というか、LC以外の用事で京都にくるのははじめてだ。クルマ以外でくるのもはじめて。

しかし天下一品本店は、今日は定休日だった。ちかくの別の店へどうぞとの案内が貼ってあったが、本店以外の天一にいってもしょうがない。

本来ぼくがいきたかった第一希望の天天有へ。数年前 hattas に連れてきてもらって、とてもおいしかった、思い出のあるところだ。10分ほどあるく。しかしこちらはこちらで、開店が7時だという。まだ夕方の6時だ。まわりには時間をつぶせるようなところもない。

とりあえず京都駅まで戻るかとタクシーを拾う。が、タクシーの運ちゃんいわく、この時間京都駅にタクシーで向かってもやたら時間がかかるばかりでお勧めしない、近所の地下鉄の駅はどうですか、そのほうがいいよということで、そちらへ。しかし、タクシーの営業所にちょうど戻るところのクルマをつかまえたので、行くのが面倒くさかっただけかもしれないね。

途中、また天天有のある交差点にさしかかる。信号待ちをつかってみてみると、まだまだ開店準備中だ。ほんとうはぼくらあそこ行きたかったんですよと、すると話好きな運ちゃん、ぼくらよく行くおすすめがありますよと。ということで、急遽そっちに向かってもらう。

銀閣寺の近くらしい。そうとうちっちゃなシブイ店だった。
結論から言うとイマイチ。却って天天有が恋しくなるばかりだ。

京都駅に戻って土産物など買っていると、駅の売店にも、箱入りの天天有ラーメンが売っているじゃあないですか。天天有が恋しくなるばかりだ。


*1:さすがに、かの FreeWnn でも、「百万遍」「一乗寺」とかは一発で変換できるのだな。京都出自の所以だろうか。でも「叡山」「鞍馬」は変換できませんヨ