むう、むとうさめも犠牲者に。
食いものは好みで主観なのであれこれいいたくはないのだが、このあいだ、ナンってちゃんと食べたことがないという母を、聖母病院に見舞にいく前にここに連れていって。
ちょうど昼時だったので、かなり待たされて、待たされる手際もイマイチで家内はイライラしていたが、まぁそれはいい。
入口のタンドールのところでナンを焼いては作り置きしているのを見たところで、頭のすみに黄信号が点滅してはいたのだが、ここで帰るべきだった。待たされて座って、オーダーして、配られたナンをさわったら、なんか、ぬるい。
というか、まずい。
これからつらい父の見舞いにいくわけだし、むしろそのぶんも含めて場を楽しくしよう。というのも店に招待した人の責任なので我慢していたが、心底立腹、ナンを店員に投げつけて店を立ち去りたかった。こちらも、つらい日々のバーバにうまいもんを食わせてあげたいということで、また、まだ辛いもんが食えない小さい息子と娘を無理につきあわさせたこともあり、怒りが心底爆発寸前。まあ人がものを食っている前で「これはまずい」とか言い出すのは人間のゴミなので、テーブルを蹴り倒すのをひたすら我慢。
あまりに頭に来たので、かえって日記には書かなかった。相手が反論できないところにあれこれ書くのはフェアではないし。
逆にあとむしろ2回ぐらい検証のために高田馬場で食って、確信を固めてから罵倒し倒そうと思っていた。
ひばりが丘マラバール
ちなみに、ひばりが丘マラバール(西武池袋線ひばりが丘駅南口 パルコ中)は、すんばらしかった。夕方まえで空いていたこともあったのだろうが、とにかく、でかくて、熱くて、バターのような油のような、がちゅぷちゅぷしていて、ほんわか、かつパリっとサクっとしていて、あれは実にうまかった。書いているだけで腹が減ってきてたまらない。万難を排して行くべし。
高田馬場マラバール愛好者のみなたに先生いわく、とてもそんなにまずいとは信じられないということで、どうも何人かローテーションで作っていて、よほどダメな奴にあたったようだ。mhatta 先生も、あそこは出来不出来が激しいとの由。また、ひばりが丘のナンはいつもチンチンに熱い、こっちはいつも同じオッサンが作っているので味に揺れはないだろう、とのこと。
うーむ。いまのところ、私にとっては
ひばりが丘 ナン : 高田馬場 ナン = ピザ屋の窯から出てきたピザ : 冷凍食品ピザ
である。
いずれにせよ、マラバールは昔から知ってはいたが、どれどれ行ってみようというモチベーションをくださった両氏に感謝。
ちなみに、NV の近くにあるインド料理屋も、安くてけっこううまいよ。