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Weight Against The Door / Black Marble

music

Gucciの2016 Fall/WinterのPVがエグいブラック・レインなテイストで、まるでリドリー・スコットと蜷川実花がカップリングしたかのような尖ったかっこよさで話題ですが。

このPVで使っている曲がまたかっこいい。音も映像も80年代のゴシックでキッチュな味で満点。

どんなバンドの曲なんだ… と調べたら、Black Marbleという、思いっきりいま活動しているユニットでした。この曲はPretenderという曲。アルバムWeight Against the Doorのm1です。2012年リリースの、つまり、いまの音です。

Music | Black Marble

切なく情けないシーケンス、一直線な打ち込みドラム、もごもご籠もったヴォーカル、べんべけべけべけなベースライン、80年代もいいところです。ゴシックでサイケで、かつB級漂うニューウェーブ感。完全狙ってます。あたかも、当時だったらプロデュースはマーティン・ハネット(マーティン・ゼロ)、レーベルは4ADあたりって感じです。BauhausとかXymoxあたり好きな人ならど真ん中ヒットだったりするのではないでしょうか。同好の士には相当お勧め。

Weight Against the Door - EP

Weight Against the Door - EP

  • Black Marble
  • オルタナティブ
  • ¥750
Weight Against The Door

Weight Against The Door

 

Spokes / Plaid

music

Plaidの2003年のアルバム。

m1 Even Springが、エレクトロの気持ちよさと、予定調和を常に33%あれでもかこれでもかと裏切り続ける気持ち悪い気持ちよさで満点。

m9 Bunsも、後半の明るい不気味さがたまらない。

仕事で集中したい時、何十時間でも生命が途切れるまでリピって聴き続けられる一枚。

Spokes

Spokes

  • プラッド
  • エレクトロニック
  • ¥1650
Spokes

Spokes

 

あなたのチームは、機能してますか? / パトリック・レンシオーニ, 伊豆原 弓

book

西海岸のとあるITベンチャーの経営陣たちがどうもうまくまとまっていない。そんなところに着任した、経験豊かなCEO。彼女はチームをどうまとめていくか。そんなフィクションと、まとめの最終章から成る一冊。 

あなたのチームは、機能してますか?

あなたのチームは、機能してますか?

 

 紆余曲折やカタルシスもあるビジネス・ストーリーとして大変読みやすく、あっという間に読めてしまう。どうしても時間がない場合は最後の章だけ読むのもいいだろう。個人的にはこのへんがなるほどポイント。

  • (マネジメントは) なるべく良いチームを作ることが仕事。個人個人のスポーツキャリアを世話することじゃない
  • 人を育てるのも大事だが、人を入れ替える、人を切るのも大事
  • チームワークというとスポーツが出てくる理由は、得点。つまりKPI/KGIを持つチームワークだから。
  • 政治的とは、自分が本当にどう考えるかではなく、他の人にどう反応して欲しいかによって、言葉や行動を選ぶこと

とはいえ、雇用も転職も、なんといっても馘首にも自由度がある米国でのお話であること。次に、チームビルディングする対象が経営陣たちであること。つまり、良くも悪くもある程度の質を持っている人たちを部下に構えたケース。ここは割り引いて読まないといけないね。

この本にある「機能不全のモデル」の分解。

  • 1. 信頼の欠如
    • 病状: 完全無欠であろうとする。弱みや間違いを見せようとしない
    • 弱みを見せられる信頼は簡単には築けない
    • どうするか
      • 個人のプロファイルについて語る。兄弟姉妹の人数、出身、子供時代の習い事、趣味、最初の仕事、これまでの最悪の仕事
      • チームの有効性に関する演習。ひとりずつ、最もチームに貢献している点、チームのために改善したり抑えたほうがいい点を1つずつあげる。
      • マイヤーズ・ブリッグズ性格類型指標(MBTI): おれは ENTP (外向-直観-思考-知覚的態度) らしいんだよねー
      • 360度評価: 実際の評価や報酬と切り離さないとアブナイ。うんうん。
      • リーダーの役割は率先して弱みを見せること。弱さが罰されない(信頼が失われない)チームを作ること。弱さを演出しないこと。
  • 2. 衝突への恐怖
    • 病状: 表面的な調和。腹を割れない。曖昧な話、慎重な発言が多くなる。
    • 前向きな衝突は常に必要。時間の節約でもある。
    • 意見の相違に客観的に光を当てる。意見の衝突は大事なことなのだと念を押す。
    • トーマス・キルマン衝突モデル法(TKI): 調和的で平穏な協力的集団は停滞しがちであるので、効果的にコンフリクトを起こす必要がある
  • 3. 責任感の不足
    • 病状: あいまいな態度。決定を支持できない。責任感を持てない。
    • 全員一致は求めない。確実性も求めない。
    • 全員の意見をきちんと考慮し検討することで、合意は無くとも支持が得られる。
    • カスケード式伝達: 決定事項を最後に見直し、何を伝えるかを決める。
    • 期限を決める。中間決定の期限も決める。その決定の結果の最悪ケースをまず明確にする。そうすれば決定の間違いも怖くなくなる。
    • リーダーは、議論を促し、スケジュールを守らせ、決定が間違っていても動じないこと。
  • 4. 説明責任の回避
    • 病状: 基準の低さ。行動や態度を咎められない。
    • 目標と基準を公表する
    • 簡単な定期進捗レビュー
  • 5. 結果への無関心
    • 病状: 地位や自尊心や自分の部署を優先してしまう。

すぐ読めておすすめの一冊。