練馬区の選挙

2022.4.17に練馬区長選挙と練馬区議会議員補欠選挙があるそうだ。

令和4年4月17日執行 練馬区長選挙・練馬区議会議員補欠選挙:練馬区公式ホームページ

誰に投票するといいのか、調べてみる。

区長選挙

1名を選出する。
候補は2名だ。今回の候補者は76歳と55歳なので、若いほうに投票したほうが世代交代を促せる。

吉田健一 55 無所属 新

  • 新人、幼稚園理事長
  • もちろん吉田茂の息子さんとは同姓同名の他人
  • 推薦政党は立憲民主党と共産党、社民党、地域政党の生活者ネットワークが推薦

申し訳ないが、推薦政党が厳しい。立憲民主党と社民党といったあたりからは、論理的な思考、物事を前に進める、物事を切り分けて考える、判断し決断し実行するといった、人間の文明と文化に必要な要素が感じられない。

共産党は真面目な人たちの集まりで反証機能として一定の価値はあると思うが、自治体の長には物事の進めるほうにバランスを置くことが求められる。

推薦政党とは関係なく、この方が物事を推進する能力に長けた素晴らしい人である可能性はある。が、政党制民主主義において、推薦政党を判断材料にするのは妥当だろう。

政策 – 吉田健一オフィシャルサイトを拝見したが、区民を向いた些事ばかりのように感じた。区民を向くことは、区民の意見のためにはなるかもしれないが、区民のためになるかは、どうだろう。
区民の意見を聞くのは良いことだが、区民の意見のとおりにするのが良いとは限らない。ここの判断決断が政治家にとって最も大事な能力だ。この方がここをできるという印象を持てなかった。

前川あきお 76 無所属 現

  • 3期目を目指す現職
  • 自民党と公明党、国民民主党、地域政党の都民ファーストの会が推薦

このかたに投票することは世代交代にはつながらないが、世代交代というのは物事を改善するための手段の一つであり、それが妥当かどうかの背景の実感もない。練馬区政には特になんの不満も持っていないし、コロナワクチンの接種における練馬モデルといった昨今の施策も評価できる。

区議会議員補欠選挙

欠員の2名を選出する。

渡辺てる子 62 立憲民主党 新

うーん。bio拝見するといろんな苦労をされ活動してこられた方のようで、敬意を感じるが、苦労をしてきたことと、物事を前に進める能力の関係に、一票を投じるだけの自信を持てなかった。 あと、残念ながら所属政党が完全に無理。上と同じく、所属政党は一定の妥当な判断材料だと思うので。

やくし辰哉 34 日本共産党 元

共産主義は興味深いフレームワークだが支持には至らないし、日本共産党はマジメな野党だと思うので、議席に一定の比率を持っていてもいいと思うが、
外環道工事再開の中止を 国・事業者へ申し入れ → いや、他の案件も含め、物事は前に向かって進めて、豊かで安全な自治体を目指してよ… トラブルや障壁に対しては、ではどうすると実現できるのかということに人間は時間を使ってくれ…

岩川ひとし 62 無所属 新 なし

上石神井の住宅地にある鍼灸院のかたのようだ。

サイトはない。以前から何回か立候補していて、サイトをお持ちだったこともあるようだ。しかし今はない。

サイトはないけど、この方が判断決断推進に優れた素晴らしい方である可能性はある。しかし、公費をもとに自治体の運営を担ってくれるひとを選ぶのであれば、自分や政策を適切な手段で明快に広報できる能力を持ったかたを選びたい。2022年にサイトなしで立候補する候補者にはここに不安がある。

岩江しろう 62 無所属 新

サイトのbio拝見するとこのかたも鍼灸師だ。 学歴みると中高とその専攻と盲学校なので、なんらかの視覚障害を持っているのだろう。

しかし、障害はある人にはあるというだけで、その上で努力や工夫や仕組みの改善で前に進むことが可能だし、進んでいる人はいるし、進める世の中になったほうが良い。 このひとのその後のbioを見るとまさにそういうことだ。

1993年 フロリダ国際大学健康科学部理学療法学科 卒業(学士)
2001年 フロリダ統合医科大学健康科学部東洋医学科 卒業(修士)
2014年 南フロリダ大学医学部リハビリテーション科学科 卒業(博士)

サイトにある政策というか方向性は、ダイバーシティ推進の方向のものだが、数字やファクトを挙げて明快論理的に説明しておられ、結果として目指すことは、社会全体としての能力強化だ。これだ。こういうことですよ。

有権者のひとりとして、このかたには区議会にお出でいただきたい。

西山きよたか 58 自由民主党 元

一定のしっかりした社会経験があり、保守党として区政に参加され、というかたのほうだ。把握が薄くて申し訳ないが、引き続き続けていっていただきたい。